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こんにちは、堺の達中です。 本日は第11回NPO総会に参加させていただきました。 例年であれば、7事業所が一同に集まっての機会となっておりますが、今年は大阪の4事業所以外の草津・米子・札幌事業所はリモートでの参加となりました。 また、こういった状況下ではありますが、直接足を運んでいただきましたNPO会員の皆様・リモートでご参加くださった皆様、ありがとうございました。 本日はお会いできなかった会員の皆様へも、本日の様子を少しでもお伝えできればと思いますので、以下ご報告させていただきます。 事業所報告では、米子・草津・札幌より地域の特色ある取り組みや現状について報告をしていただきました。 今年度総会では「クロスジョブを地域ブランドへ」といったテーマを掲げております。 私自身、日々クロスジョブで働いていて特徴的だと感じることは、ただ単に就労移行事業所という枠組みの中で支援を行うだけではなく、「地域に根差す」「地域を掘り起こす」「地域の中で就労を考える」といった社会的な広い視点でのアプローチを重視している点です。 今回の事業所報告でも一貫して、「いかに地域との関係性を作っていくか」「そのために地域を知って、開拓していくか」等の内容が盛り込まれていたように思います。 また、米子・草津・札幌それぞれに地域の特色があり、奮闘してこられた実践談を含めた報告は、私自身にも学びと刺激となるものでした。 堺事業所からは、「在職者訓練」の報告を砂川さんが、「事業所計画」を徳谷さんが発表してくださりました。 在職者訓練は、堺事業所の中で2ケース(2社)の受け入れをさせていただき、堺地域・南河内地域の企業との連携を取りながらおこなった取り組でした。それぞれにご本人が必要としていたソフトスキルへの注力を行ったこと・企業に対しても雇用管理を求めていく支援側の姿勢が必要なことは、この取り組みのみならず、就職後支援や定着支援にも関わる大切なポイントだと改めて感じました。 事業所計画では、主にこの3年間を振り返り、今後の支援についての方針を堺事業所内でも話し合ってきました。個人的なこととなりますが、私自身が入職3年目ということもあり、自分自身の支援のふりかえりにもなった部分が大きいです。 素直にこれまでで「難しかった」と思うことをふりかえり、どうして難しかったのか?何が必要だったのか?といったことを問い直した時、「障害理解や知識」「アセスメント力」など基盤の力が弱かったこともありますが、困っていること・迷っていることをチームへ相談・発信を行う力もまた弱かったように思います。 そして、この1年間では堺のチームで大切にしてきた支援の軸として、「ハードスキル(技術・能力)」だけでなく「ソフトスキル(困った時の相談・周囲への発信・折り合いをつける)」を利用者の皆さんに訓練の中で身につけていってもらうことがあります。これは、障害の有無を問わず、働く上でとても大切なスキルであると身をもって学んできたように思います。 NPO会員の皆様は、就職者の方・そのご家族の方・連携機関の方・教育機関の方・企業の方など様々なバックグラウンドやキャリアを持っておられ、本日お話いただいた内容もそれぞれに大変貴重なものばかりでした。 私たちの仕事は、いろんな方々の力を借りて学びを得ることが本当に沢山あります。 本日得た学びも利用者の皆様へも還元していけるように、引き続き頑張っていきたいと思います。 貴重な機会とお時間をいただき、誠にありがとうございました。