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こんにちは、堺の徳谷です。
気温が下がり、カラリと晴れた本日、クロスジョブは10周年という節目のNPO総会を開催しました。
堺事業所からは、途中退所の方が多くなってしまった昨年度の状況。それを支援の未熟さから招いたしまったこととして受け止め、学んできたことを振り返りとして報告させていただきました。その学びを今年度も大切に引き継いで行くこと、より地域へのアウトリーチを強めていくという今年度の方針も併せて報告させていただきました。これは、私たちのみだけでなく地域の皆様とともに進めていかなければならない課題でもあります。まずは私自身が、より広い視野で地域を見、出ていき、日々の支援とクロスさせていくことが必要かと、気持ちを新たにしています。
他事業所の報告やNPO会員の皆様のお話を伺う中で、特に私が興味を惹かれたのは、NPO法人 kokoima の小川様のお話でした。精神科での長期入院を経た方々が「地域の暮らし」の中に入ることで、活動を取り戻していく。居場所に集う方々が、そこで過ごすうちに「自分が出来ること(たとえば電球の交換やエアコンのフィルター掃除)」をやり始める。
暮らしの場を提供する 役割を見出す
とHPに記載されている言葉に、強く強く惹かれます。
最近関わりを持つことが出来た、ひきこもり自助グループの方からも似た話を伺いました。自助会に集まる誰もが、動きだすための「うずき」を抱えている、と。
居場所があれば、それがずっと続けばいいと想い、行動する。
第二次世界大戦が終結した後、街に灯った明かりを見た花森安治は「こういう<暮らし>を失いたくない!という想いからしか平和は生まれない」と実感した。それが雑誌『暮らしの手帖』の創刊にも繋がっている、ということを読んだことがあります。
1人1人が大切に思うことに寄り添い、その自立心・自己意思決定を支援する。
そのためのヒントや、事業所内だけでは得られない役割が、地域にはきっとたくさんあるのだと思います。その場で考えをまとめて質問することが苦手なため、今「もっと知りたい!」という気持ちが高まってしまっています。
本日お越しいただきました皆様、リモート参加という形でご協力いただきました皆様、あらためて御礼申し上げます。本日は誠にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。