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■研修報告「HOW TO 遠隔就労支援~移行支援から雇用管理まで~@就労NIPPON」  こんにちは!クロスジョブ堺の谷口です。 8月26日に日本財団が開催した、就労支援フォーラムNIPPONに参加したので報告します。  この会では、コロナウィルスの関係でテレワークや在宅勤務をZOOMやTeamsなどを用いて行うことが主流となってきている状況にある中で、就労移行支援の分野でもICT化が求められています。そんな現状の中で、実際の就労場面で使用されているWeb日報システム「SPIS(エスピス)」の使用事例を登壇者の3名の先生(依田晶男先生・宇田亮一先生・奥脇学先生)がご発表くださいました。   ※SPIS(エスピス)とは、発達障害や精神障害のある700万人以上の方に利用されているWeb日報システムである。SPISでは、利用者・職場担当者・外部支援者の3者がWeb上で情報共有する中で安定的な就労環境を実現しようとするツールである。毎日の体調管理や体温、服薬情報、使用者によって設定できるチェック項目への数段階での評価を入力することができる。    SPISの使用事例の中で、私自身が気づいた新たな視点が2つありました。1つは、職場担当者の困り感です。障がいのある方を現場で担当している方には、一緒に働く障がいのある方の行動の背景が分からないこと、発言の意図や背景が分からないことなどがありました。さらに、表出してきた言動に対して、どのように声掛けをすれば良いのかも難しいということでした。このような場合に、SPISを用いて外部支援者が声掛けを行うのを職場担当者に見ていただくことや、機会を設けて職場担当者と情報共有を行う中で伝えていき、最終的にはナチュラルサポートに繋げていくことが重要なのだと気づくことができました。私自身、就労定着支援を行うのは、まだ先の話だと思いますが、この視点も持って臨みたいと思います。   もう1つは、就労定着支援においても、就労移行支援と同じで壁がある訳ではないということでした。まだ、就労定着支援がどのようなものか分からないのもありますが、何か特別な支援が必要なのだと漠然と思っていました。ですが、この研修でそうではないことが分かりました。クロスジョブでは事業所で訓練しているときに、本人から出てきた言動が、何故出てきたのかを一緒に振り返り確認しています。就労定着支援では、そのステージが事業所から職場に変わるだけでした。ですが、違いもありました。仕事の現場に支援者がずっと居るわけではないので、状況把握をタイムリーすることが難しいこと、最終的には職場担当者と本人の間でやりとりを行うことができるようにして行けるように支援することが就労移行支援と異なると思いました。    今回気づいたことは、本当に基本的なことだと一緒に研修に参加した先輩にアドバイスされましたが、その基本的なことに気づくことができたのが良かったと思いました。以上で研修の報告を終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。