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12月12日と14日の自閉症カンファレンスNipponに参加させていただきましたので、その報告をさせていただきます。
■考え方
自閉症カンファレンスNipponでは、ノースカロライナ州で行われているTEACCHプログラムの考え方に基づいて行われている内容でした。自閉症の人たちには①独自の学習スタイル(いわゆる特性のこと)があることを知る②覚えるのに時間がかかるので忍耐が必要であること③自閉症の人々を好きになること、一緒にいることを楽しむこと、の3点が主軸の考え方でした。この考え方を覚えておきたいと思いました。
■12月12日
初日の12日は諏訪利明先生「学齢期の支援」、幸田栄先生「幼児期の支援」、中山清司先生「青年期の支援」の3名の先生の講義を拝聴しました。中でも諏訪先生と中山先生の講義の内容で学びになった内容がありました。
諏訪先生の講義の中で、本人支援の中でアセスメントに基づく個別化の重要性の中で「できること」を一人で行う、「できそうなこと」を練習する、「できないこと」があってもいいから周りに助けを求めることが大事とのことでした。これはクロスジョブの中でも大事にしていることでした。今回の諏訪先生のお話しでやっぱり大事であることを再認識することが出来ました。
次に学びになったのが、中山先生の講義の中であった、本人の親が高齢化することで死別や入院などから家族システムの変容を余儀なくされる状況があることでした。元々親のサポートがあって成り立っていた生活の代替案を準備していかないといけないことがあるとのことでした。就労移行支援という長い期間を支援していく過程の中で、利用者さんの家族に変化が合った際には、その部分に対して何らかの支援をすることが必要であることを知りました。
■12月14日
12月14日は梅永雄二先生の「青年期からの移行支援」という内容の講義を拝聴しました。この講義ではTTAP(Teach Assessment Transition Profile)とBWAP2という評価尺度の話でした。かなりの数の専門用語が飛び交っており、理解するのに時間がかかりましたが、この講義を聞いて評価尺度を学ぶことの重要性を学ぶことが出来たと思います。まず、評価尺度を持っておくことで入職1年目のスタッフでもある程度のアセスメントをとることができるという利点です。経験に応じてアセスメントの厚みに差が出ることは、今支援をしていて感じているところです。ですが、評価尺度を用いることで一定の水準までアセスメントをすることができると思いました。次に感じたのは、評価尺度の質問項目は実際の面談場面での質問に直結する内容であるということです。そのため、評価尺度を学ぶことで自身の面談で何を質問したら良いかと悩む状況を打破することができると思いました。
■お礼
今年はコロナウィルスの感染拡大によって研修がZOOMで開催されることが非常に多かったです。そのため、通常であれば早稲田大学までいかないと聞けない自閉症カンファレンスNipponを事業所で聞かせていただきました。また、このような状況下で研修に参加させていただいたことに対して感謝してもしきれません。次回、研修に参加した際にもブログで報告させていただきます。最後まで見て下さりありがとうございました。