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こんにちは、堺の立川です。 またまた遅い報告となりましたが、12月12日~15日に開催された「自閉症カンファレンスNIPPON」に参加しました。 オンライン配信という形だったのですが、私が拝聴したのは、 1日目(12月12日)の幸田栄先生、諏訪利明先生、中山清司先生、日詰正文先生、3日目(12月14日)の梅永雄二先生の講義でした。 自閉症カンファレンスNIPPONでは、自閉症を正しく理解し、ひとりひとりのちがいに合わせた個別的な支援や教育の在り方を学ぶことが目的となっており、理論的な講義から実際の教育現場での取り組みまで知ることが出来ました。 私が特に印象に残っているのは、諏訪先生の講義です。諏訪先生は学齢期の支援についてお話しをされていましたが、就労支援の中でも大切な考え方がちりばめられていたように感じます。 諏訪先生は、学齢期の支援において、「将来的に自閉症の人が社会的な自立をすること」「自閉症の人の人生が豊かになること」が目標であると仰っていました。 その目標のために必要なことは、「できることは一人でする、できそうなことを練習する、できないことがあってもいい、周りに助けを求める練習」であり、本人はどいう力があるのかをアセスメントしていくことが重要であるのに、教育現場の中では「出来ないことは教育で解決しようとすることや、ゴールが『出来るようになること』になっている」とも話されていました。 この視点は、私たちの普段の訓練の中で行っていることですし、だからこそいつでも振り返らないといけない視点ですね。その人が何が得意で、何が不得意で、不得意に関しては環境を整えてみるなど工夫をすればできることなのかを整理し、それを、その人が周りに伝えていけるようになること…正に私たちの仕事です。 12月の半ば頃から、振り返りも少しずつ担当させてもらっていて、先輩方の傍らからコメントをする時よりもずっと、良かったところと同じくらい、もっとこうすれば良くなりますよ!と思うところも見えてくるようになりました。終礼で共有される先輩方のアセスメントから、見るポイントも少しずつですが、勉強させていただいています。 その一方で、ここはできるようになるところなのか?特性なのか?とわからなくなるときも多く、振り返り中も、何をお伝えすれば良いんだっけ?とよく迷子になりながら振り返りをしています… 先輩方に相談をするたびに、その1回の訓練ですぐに決めつけてしまう癖があるなと、ハッとします。今回の諏訪先生のお話しにあった、本人にどういう力があるのかをアセスメントしていくことが大切、ゴールはできるようになることではないという目線を、今後も意識して取り組んでいきたいと思いました。   他の先生方のお話しも、幼児期から高齢期にあたるまで様々な年代に焦点が当たっていましたが、その根底にあった考えは、カンファレンスオープニング映像で冒頭に流れていた、TEACCHプログラムの創始者であるエリック・ショプラーさんの映像の中にあった「自閉症の人を好きになること」のように感じました。どの先生方のお話しも、自閉症の方への愛に溢れていたのがとても素敵でした。 本来であれば東京で開催されているカンファレンスに、オンラインで参加できたことは、大変貴重な機会だったと感じています。貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。   1月も、研修や講演会に参加していく予定です! 今年の目標は、研修などの内容はその日のうちにまとめて、すぐにアウトプットすることです…!笑 今年もどうぞよろしくお願いします!