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こんにちは。堺の徳谷です。   たいへん遅くなってしまいましたが、2/10(水)、企業連携会議に参加しました。   鳳事業所の藤井さんが書かれているように(研修参加と企業連携会議参加のご報告)、企業様からの視点を学ぶ機会であるとともに、クロスジョブ札幌・米子からの地域情報が大阪・関西の企業の風土を相対的に明確にしたり、遠く離れた土地間での企業情報のやりとりができたり…。その分、参加者個人にはミクロ⇔マクロな視点を行き来する情報処理が求められるわけですが(笑)   印象に残っているのは以下の2点 ①企業様との距離感 我々はどこまで踏み込んでいいのか ②企業間の情報共有・連携は?   ①は、「企業⇔福祉」に限らず、「企業⇔企業」でも悩みの種となること。たとえば実習場面で、あるいは定着支援の場面で、どんな提案・連携の仕方がベストなのか?なんだかプレゼンの極意に通じそうな問いです。とても広義な問いなのですが、答えはとても明確でした。 目的をハッキリと伝えること 。   その実習に本人はどんな目標を設定していて、実習の中で何を学び・どんな経験を得たいと思っているのか?それを支援者は明確に感じ取り、明確に本人と共有できているか? 定着支援の中で課題となること・共有したい懸念点と議論の内容は? いわゆるPDCAの画が見えないアプローチはとても危険…裏返すと必要性を支援者が明確に認識できていれば、踏み込んで提案・議論することに迷いは出ないはずなんですよね。   ②は、関西の企業間の交流が他の地域に比べてとても活発になされている、というお話でした。そんな各地の企業連携の様子・団体情報などはインターネット上にも散見されます。そうやって一度教えてもらうと、どんどん目につくようになります。視点を学ぶ、教えていただくことは本当に大切だと思い知りました。   今回の会議を通して何度も頭に浮かんだのが「段取り八分」という言葉です。 昔、農家のオッチャンと田植えをしていたときに「田植えは2人1組でやるもんで、1人は畔に次の苗を置いとくんや。」「手植えのときもそうや。田植えしてる人の前に畔から苗を放り投げるんや」と教えてもらったことを思い出します。そこには効率化という目的の先に、1件の農家が生計をたてるためには広大な面積の田んぼを管理する必要があるという背景がありました。天気・気候のタイミングを逃さないためにも段取りが重要だったのです。   僕たちは毎朝・毎夕の会議で、支援について話をします。毎週の会議で、支援について話をします。それは何のための段取りなのか、今一度考える機会をいただきました。企業様の目的・背景についても僕らはもっと興味を持つべきだとも思います。あれ以来、田んぼや畑を見ることが楽しくなったように、社会を見ることが楽しくなるという副次的効果も、きっとあると思いながら。