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こんにちは、堺の立川です。
いつの間にか3月になりましたね。2月はあっという間に過ぎ去っていきました…
今回は、大阪府の就労移行支援等連携調整事業の支援力向上研修を視聴しましたので、報告させていただきます。
堺事業所では、就労定着支援についての動画を視聴しました。時間の関係で、事業所として見たものは、木村さん(精神障害の方の定着支援)と加戸さん(発達障障害の方の定着支援)の講義でした。
講義を受けて、とにかく日々のアセスメントがいかに重要かを改めて感じさせられました。
例えば、木村さんの講義で、精神障害者の定着課題として、体調の不安定さ、コミュニケーションの難しさ、障害者雇用のキャリア形成、職場での理解が上位項目として挙げられていました。これらの課題に対するポイントとして、キーパーソンを作る、具体的な不安を知る、不調の対処法を知る…と具体的に紹介されていたのですが、
つまり、その人のことを、その人自身が知っていることと、支援者と企業がその人の情報を共有していることがとにかく大切!ということなのかなと思いました。
どういうときに不調になるのか?不調はどんな風に表れるのか?その環境は?環境を変えたら落ち着くのか?不調になったときはどう対処するのが良いのか…
不調を自分では気づきにくい方や、しんどさがあっても何故しんどいのかがわからなければ、周りもその人のしんどさに気づくことができなかったり、誤解を招いてしまうことになるかもしれません。
そういったすれ違いを防ぐために、客観的な視点から見た姿をお伝えし、そんな一面に気付いていただいて、じゃあどうしたらいいか一緒に考えて、企業に知ってもらうことが大切で、お仕事を長く続けることに繋がるのだと思いました。
また、企業側の配慮として、木村さんの講義の中では、肯定的な言葉遣いや具体的な指示、見通しのお伝えなどが挙げられていました。
ただ、このポイントが、人によってさまざまで、そこが定着支援の難しいところなのかな…と想像しています。企業の方々と密にその人の状況を共有できる関係性作りも、特性や配慮事項の理解も、それを実際に実践して頂くことも…
そういえば私も、クロスジョブに来てすぐの時、利用者さんと関わる際に「私の無自覚な言動で困らせたらどうしよう」と思っていたし、本でパニックになると自傷行動が起きることもあると知ったときは、「もしかしたらパニック寸前だったかもしれない…」と思うこともありました(笑)
企業の方も、障害者雇用や特性理解と言われると、そんな不安なお気持ちになるのかな、と、こちらも想像でしかないのですが、感じたところでした。
企業と障害のある方々の間に入ってフォローをしていく定着支援は、私にはまだ先のことです。ですが、未来の担当の利用者さんが、就活がんばるそ!お仕事頑がんばるぞ!となったときに、何もその人のことがわからない…なんてことにならないように、日々の訓練を大事にしていきたいと思いました。
以上、研修報告でした。