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■感想 ▽自閉症スペクトラムの支援において  今回の研修では私が担当させていただいている方のことを頭において受講していました。私が担当しているAさんは暗黙のルールや、一般社会にあるルールなど知らないことが多い方です。そのため、訓練場面や面談でその都度お伝えしています。研修の中で出てきた明示的学習が得意であるため、会社での相談のルールやどのように手順やルールが決まっているのかをお伝えしています。また、そのルールをお伝えするときに口頭のみだと理解するのは苦手なので、新しいことや知らないことを学ぶときの聴覚情報処理が苦手なのだと考えます。なので、面談や振り返りの中では極力視覚的にわかるように図を用いたり、フローを書いてお見せしたりすることで理解していただいています。研修の中でも“聞いた情報を処理し、対応するための時間が必要である。視覚的に示すことで自分のペースで理解することができる”と話されていました。この言葉で視覚的に示す理由が良くわかりました。   ▽高次脳機能障害への支援に通ずる点  講義の中では、実行機能の苦手さについてもお話しがありました。高次脳機能障害の書籍では遂行機能障害という文言で掲載されていることが多いですが、似た部分に難しさを感じていると考えます。研修の中で学びに感じたことは、ルーティン化をすることは有効であるものの、ルーティンを変えることが難しくなることもあるとのことでした。ルーティンを変更することが難しくなるということでした。なので、枠組みは変えずに内容を変える対応が必要とのことでした。  感覚の部分でも高次脳機能障害の方に通ずる部分があると思いました。通常、外部からの刺激に対して取捨選択をしながら刺激を受け取っているが、自閉症の人はそれが苦手であるとのことでした。この点は高次脳機能障害の方にも当てはまる部分と思います。刺激の取捨選択が難しく情報過多で疲れやすくなったり、注意散漫になることもあると思います。自閉症の理解を進める中で高次脳機能障害の方の理解を進めることにもつながると感じました。