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こんにちは、堺の徳谷です。 濱田さん、谷口さんも記事をアップしております、研修のご報告です。   自閉症eサービス その名のとおり、自閉症についてオンライン上で学べる場なのです。 このサービスは大阪を中心に全国に広がっていて…身近なところからネットワークが繫がっていっているんだ…という、その存在を知れたこと自体が大きいよなぁ…と感じます。   「自閉症支援を生活のすみずみに」「自閉症のご本人が「自分らしく」いられる。そんな当たり前の支援をすみずみに広げていくことが私達の描く未来です。(HPより)   そうだよなぁ…と頷く半面、こうやって学ぶ機会を持たないと、「身近に居る人を自分らしく居させられないよううなことを、自分もしているのかも?」と、自分ごととして意識を向けられてないんだよなぁ…という反省も浮かびます。   さて、連続講座の第一回。 自閉症の人たちには違いがある ということを知るために…という内容。 同じ人間なんて1人もいないんだよ…と言うと、よく聞くフレーズですが、それを具体的に理解するためには、やはりまずは知ることが大事です。   感覚過敏・視覚優位・ワーキングメモリ・スモールステップ・先の見通しの明確化…講義の中で示される自閉症の特性と支援を知るにつれ、ユニバーサルデザインやインフォームドコンセント等、社会の中で発達してきた思想と共通する要素が散見されます。   緊張が高まるとパフォーマンス(能力・思考力)は落ちますし、どう振舞えばいいのかわからなくなったり、まったくの初めて・慣れない環境では先の見通しなんて自分ひとりでは予測できません…。「自分も同じ」どころか、トップアスリートだってコートの整備具合や自分で気づかない身体的疲労・環境によって大きく左右されるよなぁ…と連想してしまいます。   混同しすぎるとよくないとも思うのですが、基本的な接し方は、おもてなしの心(グローバルなお客様をもてなすためにも「最上級の」というカッコつきで)と共通するのでは?とも思います。その反面、 自閉症の人たちには違いがある ことを忘れないでいたいです。   「こんな人と、こんな経験をしたよ」というエピソードを共有しあうことで、学びは一層深まります。今回の先生も、事例をお話されるときに一番素敵な笑顔で、優しい口調だったのがとても印象的でした。   まずは自分が優しい人間になるためにも…自閉症を知ることは人間を知る・社会を知るということだな、と改めて感じられる機会となりました。   哲学や認知発達ロボティクスなど…僕がこれまで読んできた本とも重なるところが沢山ありました。どんなことも「人間=自分・他人・社会」を知ることが、出発点なのかもしれません。   「そもそも僕たちは物事をどうやって学んでいるのか?」   「学び方が違う人たちはどんなふうにこの世界を感じているのだろう?」   唯一の答え、真理の追究ではなく 違いを知る ことがスタンダードになっていることに、暖かさや優しさを感じます。