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お疲れ様です。堺の立川です。
前回の更新に引き続き、自閉症eサービスの研修報告です。
5/8は、「評価から支援へ」という内容で中山清司先生にお話しをいただきました。
私がクロスジョブでお仕事を始めたとき、まず最初に調べた言葉は「アセスメント」、というくらい、日々の業務の中の要であるアセスメント…
最近ようやく、ちょっとつかめてきたような…そうでもないような…というアセスメントについて、中山先生に、理論的に、具体的に、お話しいただいて、個人的にはっとしたことが多かったです。
特に興味深く、わかりやすいと感じたのは、実際に自閉症の青年にある課題を行っていただいた動画を拝見し、一緒にアセスメントの練習をさせていただけたことでした。とらえ方・見立てに正解はないですが、ひとつひとつの彼の行動に対して、そこから何を読み取り、推察するのかを学びました。
その中で、中山先生がお話しされていた、
・何を期待されているかを、自閉症の人が理解できるように、場面・課題・指示の内容を整理する
・どんなふうに取り組んだのか、理解したのか、どんな学び方をするのか、何が難しかったか
・観察のポイント:①学習スタイル ②スキル ③興味関心 ④学習態度 ⑤理解の度合い ⑥表現の仕方
というところが、勉強になりました。
どんな風に取り組んだのか、という部分でいうと…日々、訓練の中でいろいろなことが起こりますが、大事なのは、起きた出来事ではなくて、どうしてその出来事が起こったのかを細分化して検討し、その人の気持ち、状況などと照らし合わせて考えることですね。つい、出来事に注目してしまう自分にとって、一歩引いた目線を得られたような感覚でした。終礼で日々先輩スタッフがお話ししてくださることだ…!と、改めて気づけた、というところでもあります。
また、記録の取り方(行動単位で記録していく、客観的評価、今後の示唆を分けて記載する)も、見様見真似でしていることを、具体的に、それこそ構造としてお話しいただけたことも勉強になりましたし、
課題分析(例えばお皿洗いでも、どの作業でつまづいたのか、を、ひとつひとつの動作を分けて考えること)という目線も、新たな気づきとなるお話しでした。
自閉症の青年が課題を行う動画は、2つ見せていただいたのですが、そのうちのひとつは、課題を行っただけではなく、どんな支援をしたかというところも紹介されていました。支援の内容は、まさに「こちらが期待していることをわかりやすく伝える」という目線で行われており、これが支援か…!と、思った次第です。
今までも、色んな研修で事例を聞いてきましたが、もっともっと具体的に、「課題を行って見えてきたその人の特性から、こちらが期待してほしいことがわかりやすく伝わるような仕掛けをし、課題に取り組んでいただき、できた」という、一連の流れを見ることで、支援のイメージがちょっとできたように思いました。
2時間ないくらいの講義でしたが、とても濃い内容で、頭が休む間がなかったです。とても勉強になりました。
次回は構造化についてのお話し。構造化も、まだまだ知識が少ないので、たくさんインプットしていきたい内容です。引き続き研修(と、研修報告!笑)、頑張ります。