https://crossjob.or.jp/map/
https://crossjob.or.jp/link
こんにちは。堺の徳谷です。
オンラインで研修を受けていたのですが、報告がすっかり遅くなってしまいました。
連続4回の講座は、すべて終了。すべて終えてから…という視点を含めて、まずは第2回を振り返ってみたいと思います。
■評価から支援へ
色々な評価方法・視点・タイミングについては、日新月歩の自閉症研究の中で常に更新されていくのだと思います。
濱田さん・立川さんがそれぞれ細かく振り返ってくれています。
濱田さん:~自閉症の評価の仕方と支援にどうつなげていくか~
立川さん:【研修報告】評価から支援へ(自閉症eサービス)
更新されていくとしても常に変わらないのは、当事者の方の行動の背景にある世界観・想いについて考えることと、正しく評価するためのスキルを身に着けておくために「知る努力」を続けること…文字にすると固くなっちゃいますね。力みすぎずに一歩引いて楽しむ余裕も必要なのだと思います。一口に「視覚優位」「感覚過敏」といっても、人によって全然違うということですら、力みすぎると忘れてしまいます。
僕が今回の講座を経て、あらためて感じたのは 支援とは評価のあとにあるもの、ということです。講座のタイトルどおりですね。
毎日の訓練の中で「評価」と「支援」は同時に行われているもの…と、長らく僕は思っていました。しかしそれでは評価をベース(根拠)とした支援はできず、「なんとなく」な支援となってしまいます。
たとえば…「包丁で野菜を切るときは左手を猫の手にして」と。
・理由と目的を伝えずに型通りの指示を出してしまう
・「はい、できましたね」「できなかったですね、なんででしょう?」と、成功して当たり前、失敗したら自己責任、という振り返りになってしまう
書いてみて、あらためてゾッとします。「さあ頑張ろう!」と思って訓練に臨んで、こんなことをされたら、やる気ゼロになりますよね。僕なら、なります。なぜなら、自分のことには一切興味を持っていない人が、教科書どおりにやっているだけだから。
ちょっと話が自分目線に逸れてしまいました。これも行き過ぎると良くないクセです。
興味を持っていないということは、評価することを失念している、ということと同じだと思います。
評価の方法を知ることから、ご本人により強く興味を抱いてくれる方も大勢いらっしゃいます。「そんな見方もあるんだ」というパラダイム・シフトが面白くて仕方がないというか。面白く感じられると、「できた」ことをご本人と一緒に…同じ目線の高さから喜べるようになります。そんな人をたくさん知れるのも、この仕事の楽しさの一つです。自分がそうなれているかは、常に自問し続けなければならない課題です。
自閉症の「人」を見ることの大切さを学びなおせた講座となりました。