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 こんにちは。堺の吉峰です。今回は、10月17日に行われた「北海道高次脳機能障害リハビリテーション講習会」受講の報告をさせていただきます。  本講習会では、山口加代子先生による高次脳機能障害の症状や当事者の心理状態、ご家族のストレスなどの解説の後、山口先生と鈴木大介様の対談、事前に募集した質問へのご回答がありました。司会はクロスジョブ札幌の柏谷さんでした。   ■印象に残ったこと 1. 症状と本人の気持ちがセットで書かれていたこと。 症状への理解だけでなく、症状が与える生活への影響とそれに対する当事者の苦しみを考えることも、自分の想像以上に重要でした。   2. 自己理解と言語化ができていれば、快適に生活ができるわけではないということ 言語化がした内容を分かりやすく伝えることも大事だというお話でした。相手に伝わりやすいように自己開示することは、支援者のサポートが必要になることも多いそうです。   3. 鈴木大介さんが、受傷から6年以上経った状態でも自己理解や障害への対処が続いていること 環境の変化やご自身の状態の変化などによって症状の程度も変わるそうです。その結果、対処法や環境調整の内容も変わり続けるそうです。   4. 不自由になった脳によって起こる心理状態の変化で不自由になるということ この内容は最も印象深かったです。症状や事象の表面的な理解だけでは当事者への理解にならない理由が、この一言で説明できるように感じました。   5. 障害特性のアセスメントだけでなく、受傷前のパーソナリティや経験を尊重することも大事だということ ストレングスアプローチはやはり大事なのですね。   6. 最後の質疑応答で、困りごとに関する質問が多かったこと ご本人が過ごしやすい環境を提供するために、困りごとの把握と解消が必要なのでしょうか。   ご本人の強みを見つけることも大事ですが、ご本人の生きづらさや困りごとを知り、解消することも大切だと思いました。そのためにも、様々な本を読み、多くの方のお話をお聞きして、当事者への理解を深めていきたいです。