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こんにちは!堺の立川です。 あっという間に11月ですね。私の10月は一瞬で過ぎ去ってしまって、何があったかもう思い出せないくらいです… 今回は、研修「就労支援フォーラムNIPPON MINI FORUM➁ なかなか聞けない?! 就労支援の基本の“き”『アセスメント』」に参加した報告をさせて頂きたいと思います。   まず、講師を務めて下さった野崎さんより、そもそも、何故アセスメントをするのか?というところからお話しを頂きました。その答えは、対象者の状態を把握して、支援の方向性を決めるためなのですが、そういえばよく終礼でも「その事象が起きた要因がAなのかBなのかによって、支援の方向性が変わるよ」と教えて頂いています。 野崎さんからは、アセスメントとは、対象者の現状を把握し、情報を集め、全体像として、ご本人像を捉えていくことだとも教えて頂きました。   また、発達・知的障害の方の就労支援をされている久能さんと、精神障害の方の就労支援をされている筒井さんから、それぞれのアセスメントポイントなどをお伝え頂きました。 久能さんの発信で印象に残っていることは、 ・障害者であっても求められるものはある。 ・障害者雇用とは、目標はレベル6~7だとして、まずはレベル5で妥協してくれませんか?ということ。 ・求められることは増えてくるので、「ここはがんばります」という部分を知っておくこと。 ・苦手なことや課題は、方法を変えたらいいのか?伸びしろはどの程度なのか?対処方法を知っているのか? といった、定着を見据えたアセスメントが必要、というお話しでした。 障害の有無に関わらない話ですが、就職はゴールではなく、むしろスタート。働き続けることが大事ですから、私たちも、定着を意識したアセスメントをしていかなくてはいけないと感じました。   筒井さんの発信で印象に残っていることは、 ・アセスメントのポイントは段階によって変える 初期:経緯や症状の整理、ご本人がどう感じておられるか・新しい場面でのエネルギーの使い方はどうか? 中期:ストレッサーは何か?ストレスサインに気づけるか? 後期:就職したらどんなことが想定されるか?どのように対処、工夫するか? ・調子の悪さに周期性はあるのか? ・アセスメント内容をご本人に共有し、自己理解の促進に繋げる ・調子の悪さに周期性はあるか? 精神障害の方の支援では、調子がいいとき・悪いときのアセスメントとして、気候や季節も考慮していく必要があることを学びました。また、落ち込んだ時に、どのくらい続くのか?どのくらいで戻ってこれるのか?を知ることも大切だと話されていたのも印象的で、精神障害と上手に付き合っていくような在り方が大事だと思いました。   野崎さんのお話しの中で、アセスメントの目的について、もうひとつ、「真意のニーズに気づくため」というお言葉もありました。ご本人が、働くことを通じてどういうことを実現したいのか?と… そもそものお話しですが、クロスジョブに来て下さっているから、みんながみんな「働きたい!」と前向きな思いを持って来られているかというと、そうでもない方もいらっしゃると思います。つい、利用者の方々に「仕事を見つける・仕事をする」ことを前提にお話ししてしまいますが…それ以前に、「現状、ご本人が、仕事をすることに対してどう思っているか?」「何の為に、どんな気持ちで、就労支援を利用しているのか?」を把握すること。見落としがちな気がします。 私も新卒時に就職活動をしましたが、正直に申し上げると、当時は「就職活動をしなければいけない」というレールに乗っかることが、いちばん楽な道だったからそうしただけですし…(今思うとなんて贅沢なのだろう、と思います…情けない…) 上手く言えないですが、どんなお気持ちで来て下さっていたとしても、そのお気持ちや背景を踏まえた上で、一緒に、社会人として働いていくことを考えていけたらな、と思いました。   話が逸れてしまいましたが…   アセスメントってなに?と、基本に立ち返ると…頭では「せやな!」と思うのですが、いざケースに応用しようとすると、たちまちよくわからなくなってしまいます。 ただ、定期的に、こういった研修の機会を作って、改めて立ち止まって、シンプルな「基本」を振り返ると…抽象的な表現になりますが、日々受け取る膨大な情報たちを、どう扱っていけばいいのか、とか。ちょっと自分の頭の中が整理されるような、そんな感覚があるように思います。   ところで皆様…私事ではありますが、あと半月で、クロスジョブで勤務を初めて1年になります。先ほどご挨拶でも申し上げましたが、1ヶ月が思い出せないくらい一瞬で過ぎ去るものですから、1年経つなんて信じられません…まだ体感半年くらいの気持ち…(^_^;) この1年、研修にもいろいろと参加させて頂いて、わからないながらも利用者さんや先輩方に教えて頂きながら過ごしてきました。今回の研修は、1年経った今、改めて「アセスメント」について再確認をする機会となりました。1年前に感じていた「アセスメントって何?」という疑問と、ケースを担当させて頂くようになってから感じる「アセスメントって何~~!?(迷子)」という疑問…言葉は同じですが、疑問の質が違うことに気づきます。   今後も迷子になりながらも、学びを深めていけるよう頑張ります! 研修報告と私事が混ざりまくった記事になってしまいましが、ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)!