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こんにちは!堺の立川です。 どんどん寒くなってきましたね!紅葉も、そろそろ本格的に始まってきたかな?と思っていたらいつの間にか散ってそうな勢いです。   今回は、米田先生にご講演頂きました、12期研修の報告です。内容としては、当事者支援と保護者支援について学ばせて頂きました。   クロスジョブの利用者様のご年齢は幅広いですが、高校や大学を出られてすぐ来て下さる方も多いです。そういった利用者様の支援をさせて頂くにあたって、やはり保護者の方との関わりも重要だと日々感じています。 保護者の方の、お子さんの就職に対するお考えやご希望もありますし、利用者様おひとりで決めることが難しいこともありますね。   米田先生が「保護者の方もチームのひとり、ご本人のスペシャリスト」とお話しされていたことがとても印象に残っています。 保護者の方が、いちばんご本人を見てこられた、という事実を忘れてはいけませんね。支援者の私たちが、保護者の方を頼って、ご本人のことを知っていくことが、ご本人にとっても、保護者の方にとっても大切だと感じます。   当事者の方には、「色んな人を頼って乗り越えていく力」つまりは、自立していく力を持っていただくことが必要であると教えていただきました。自立については、そういえば以前、読書報告をさせていただいた、本田秀夫先生の「自閉症スペクトラム」10人に1人が抱える生きづらさの正体について、でも、「自立とは、相談する力のことだ」といった内容が書かれていたと思います。 自立をする、色んな人を頼る、という力をつける為には、苦手なところがある自分をそのまま受け止めて、失敗しても受け止めてもらえるという安心感を持っていただくことが大事であると学びました。 自分のことを理解して、他人に伝えて、大丈夫だった・配慮してもらえた、伝えて良かった!というフローは、訓練や実習の中でも、大切だと日々感じているプロセスなのですが、それがまさに、自立する力を付ける練習になっているのだと思います。訓練の中での利用者の皆さんとの関わりは、本当に日々の積み重ねだと感じます。相談してくださったことに対して感謝をするだとか、出来ていることをお伝えするだとか、そういう少しずつ関わりを積み上げていきたいです。 また、保護者の方は、ずっとご本人を見てきていらっしゃるからこそ、心配なお気持ちがあるのだと学びました。だからこそ、訓練の中で、ご本人が変わって来られていることをお伝えすることが、保護者の方の安心感に繋がるのですね。ご本人への、保護者の方の今までのかかわり方を決して否定せず、むしろリスペクトの気持ちを持ちたいな、と思います。また、保護者の方とも信頼関係をしっかり築き、困ったことがあった時に教えていただくなど、ご本人を支えるチームとして、関係を作っていきたいなと、米田先生のお話しを聞いて感じたことでした。