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こんにちは。堺の吉峰です。今回は小道モコさんの『あたし研究-自閉症スペクトラム~小道モコの場合』『あたし研究2-自閉症スペクトラム~小道モコの場合』の読書報告をさせていただきます。
本書では、ASDの診断を受けた小道モコさんが、イラストと文章でご自身の感じ方や考え方の特徴を表現されています。あくまで小道さんの場合の説明ですが、他のASDの方との共通点も含まれているため、ASDの方の感覚や思考を想像するための手がかりとして読むこともできそうです。
「自閉っ子、こういう風にできてます!」にも書かれていたのですが、ASDの方の感覚、思考の特性は、本人には気づけないことが多いそうです。自分の感じ方、考え方が普通で、他の人も同じだと思っていることが多いからだそうです。確かに、他人の感覚も思考の特性も体験できないですし、意外と話し合うこともないので、気付くのは難しいですよね。これはASDの方に限った話ではないと思います。知らず知らずのうちに、他人の感覚や考え方が自分と同じだと思い込むときは誰しもあるのではないでしょうか。
小道さんは、ご自身と非ASD=NASDの方の慣用句の使い方や挨拶に対する考え方の違いについて興味をお持ちになり、ご友人に質問をされています。このように、他者を知ろうとすることは、支援者にとっても大事なことだと思いました。憶測や見た目で判断するのではなく、双方向のやり取りでお互いに理解し合っていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。