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 はじめまして。2022年5月から堺事業所に配属になりました荒本(あらもと)と申します。 利用者の皆様の気持ちに寄り添いながら、様々なことに挑戦していきたいと思っております。一生懸命取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願い致します。      続きまして篁一誠さんの「自閉症の人間力を育てる」の読書報告を投稿させていただきます。この本には、著者の篁一誠さんの経験から得た自閉症スペクトラム障害のある人の行動の特徴や、身につけてほしい力、伝わりやすい言葉のかけ方、必要な配慮などが書かれています。  中でも特に印象に残ったのは、第2章の「問題行動をどう考えるか」、第11章の「働く力を育てるときのポイント」、第12章の「仕事をしていくときに必要な配慮」についてでした。    第2章では問題行動について、「自閉症の人たちの、家庭や社会での生活場面における行動の中で、援助者が対応に困難さや戸惑いを感じる行動」と定義しています。  「こだわり」や「問題行動」と一言で片付けてしまうのではなく、なぜそのような行動をしたのか、その行動の背景にあるものは何か、と考えることを大切にしたいと感じました。    第11章では、実例をもとに「働くための基本とは何か」ということから、「仕事場の空間をどう管理すればいいか」といったことなどについて解説されています。  第12章では、「目で見て結果が分かる仕事」や「一人で完結する仕事」からしていただくこと、目で見てわかるよう工夫をすること、積極的に評価をして、わかる方法で伝えること、不安定にならないための環境の配慮など、配慮事項について解説されています。  ご本人への理解を深め、積極的に仕事ができる環境を整えるために必要な要素を考えることの大切さを改めて感じる章でした。    本書では、たくさんの実例をもとに、様々な角度から自閉症スペクトラム障害のある方の特徴や行動について書かれていてとても勉強になりました。繰り返し熟読し、より良い支援を行っていけるよう励みたいと思います。