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堺事業所の荒本です。
遅くなりましたが、先日行われた研修について報告させていただきます。
米田和子先生より、「大人の発達障がいへの支援」というテーマでお話しいただきました。
特に印象に残ったお話は以下の通りです。
・愛着障害等後天的な成育歴を通してご本人の生きづらさを考えること。
お話を通して、発達特性、愛着障害、精神疾患、の3つを分けて(階層的に?)考えることが大切なのかな、と思いました。
・当事者に対して、自己選択できるための応援をしたり、嬉しい気持ちや感謝を伝えることを通して「自分は信頼されているという安心感をもてるようにする」ことが支援者の役割であるということ。
お話を聞いて、先日報告させていただいた新人研修でも、個別面談のなかで、本人の中で理解してもらえたという経験折り合いをつけるために本人のこれまでの経験を見ていく…とお話いただいたことを思い出しました。
発達障害の方に限ったことではありませんが、達成感や自己肯定感を得る機会がないままに大人になられた方はたくさんいらっしゃいます。受け止めて、理解してもらえた経験を通して信頼関係を築いた上で支援を行うことを忘れないようにしたいと思いました。
・手帳取得について、上手くいかなければ診断を受け、制度としての支援を利用する。周囲の環境が整えば、返上すればよい、という考え方。
米田先生が手帳を取得した娘さんと実際に交わした会話(「今日から障害者なんだね」と言った娘さんに対して、「社会にはあなたを助けてくれるシステムがたくさんある。今できないことを助けてくれるシステムを使うために手帳をとったんだよ」と返したこと)もとても勉強になりました。