9月10日に阿倍野区民センターにて【2022年度クロスジョブ障害者雇用促進フォーラム・第8回3年継続就業者表彰式】が開催されました。 お忙しい中、ご参加くださった表彰者様やご家族様、企業様本当に感謝しております。   第１部は３年継続就業者表彰式を行いました。今回の表彰式には、堺事業所から３名の表彰者の方が参加されました。 会場に入ってこられてすぐに「おめでとうございます！」と声をかけると、「ありがとうございます！」と、とてもうれしそうに笑って答えてくださいました。 お顔を拝見すると、一人一人通所されていたころの思い出がよみがえってきました。正直なところ、働いてからここが少し不安だな、大丈夫かな、心配もしていましたが、就職先からのお祝いコメントを見せてもらい、一緒に働く方々からこんなに感謝されているんだ、これからも一緒にがんばろうねと激励のお言葉をいただき、ああ、彼らはもうそこに居場所があって、なくてはならない存在になったんだなと、自分のことのようにうれしい気持ちになりました。 表彰式終了後、帰り際に「これからもお仕事がんばってくださいね。」とあいさつをすると、「次は10年継続表彰式に来ます。」と自信にあふれた姿がとても頼もしかったです。 私もがんばらないとと、逆に元気をもらいました。（10年後、私、何歳になるだろうと思いながら…）   第２部のシンポジウムでは、３年継続就職者の方２名と就職された企業のご担当者様が登壇され、クロスジョブの訓練での様子や就職までの経緯、就職してから働き続けるための工夫や今後の目標についてもお話を伺うことができました。 企業の方のお話で印象に残ったことは、会社で本人たちの限界を作らない。工夫次第でできることはやってみて、がんばっても無理なら違う仕事をやってもらう。頑張りすぎているスタッフの状況を把握し、本人の希望にあわせて休みを減らすのではなく、時間を減らすことを提案して、いかにスタッフが働きやすい環境を作っていくか、チーム全体で支援をされていることに感動しました。   質疑応答では、登壇された企業様とご参加された企業様より人事評価について伺いました。その人に合わせた評価（勤怠、社会人マナー、仕事をする姿勢、業務能力など）をする。参加された企業様は、評価制度は1つの指標でまったく同じ評価でご自身のことを理解することをきっちりやっている、就職したあとも努力し自分自身を磨いていくことが大切であること、貴重なお話を伺い、ただただうなずくばかりでした。 また、クロスジョブの丁寧な支援、利用者の悩みに一歩踏み込むことは大切なこと、本音のアセスメントでマッチングされた結果が3年続けられる結果だとのお言葉をいただき、今後の支援の質をもっともっと高めていこうと身が引き締まる思いです。   シンポジウムを通して、企業への実習後の評価を元にどうアセスメントを行い、利用者さん自らが気づきと理解を深め、再度挑戦することで力と自信を持って就職活動を進められるように支援することの大切さを実感しました。 就職された方が仕事をしながら、働く喜び、やりがいを感じていただけるよう私たち支援者がより一層努力をしてまいります。   私たちの日々の支援が、クロスジョブを選んで通所してくださっている利用者様にやりがいをもって働く喜びをみつけられるよう、寄り添う支援を行っていきたいと思います。