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こんにちは、堺の立川です。 遅くなりましたが、今回は、9月2日に、高次脳機能障害の研修に参加しましたので、報告させていただきます。 堺の利用者の方は、今のところ高次脳機能障害をお持ちの方は少ないのですが、だからこそ、定期的に知識に触れる機会を作っておかないと…と思い、研修に参加させて頂きました。   高次脳機能障害の代表的な症状の中から、注意障害、遂行機能障害、記憶障害、行動と感情の障がい失語症をピックアップして、細かく教えて頂きましたが、どの症状も、その症状の名前だけでは、具体的にどういう症状かがパッと思い浮かばないものばかりです。これは高次脳機能障害だから、というわけではありませんが、やはり、その方の行動や表出から、もしかしたらこの症状が出ているのかな?これってこういうことなのかな?と、常に知識と照らし合わせて推察し、ご本人と確認していくことが大事だと感じました。 脳の機能はまだまだ分からないことが多いですが、何が原因で、どういう脳の状態なのかを知ることが、ご本人を知る大きな鍵にもなると思うので、より医療との連携も重要になるのだと感じます。   今回の研修の中で、高次脳機能障害の方々の感覚を少しでも知るために、間違い探しをしながら計算をしたり覚えたりする、簡単な体験をさせてもらいました。どんな障害でも、自分だったらどうかな?と、自分に置き換えることも大切だったと、そういえば1年目の時に先輩方に言ってもらったな〜と、初心に戻るような気持ちでした。 また、研修をしてくださった巴さんが、「注意障害の人に、よく見てくださいと伝えるのは、目の悪い人に、よく見てくださいと伝えるのと一緒」とお話しされていたことも印象に残りました。そういう難しいことを努力不足のように見られてしまわないように、ご本人の障害をしっかり理解していくことを、改めて学ばせて頂きました。   事例検討では、13期の皆さんに交じってディスカッションに参加させて頂きましたが、参考になる意見ばかりで刺激になりましたし、 巴さんが実際に支援された方ということで、実習の狙いや、振り返りのポイントなど、勉強になることばかりでした。   最近は、目の前の支援に取り組むことにいっぱいで、初心を忘れてしまっていたな〜と、思います。 知識と実践は両輪、と以前、先輩方に教えていただいた言葉を改めて思い出して、明日からの支援に取り組んでいきたいと思います。