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こんにちは。堺事業所の吉峰です。
今回は、2022年9月28日~2022年9月30日に行われた「令和4年度第2回就業支援基礎研修」の報告をさせていただきます。
内容は以下のとおりでした。
就業支援のプロセスI(インテーク~職業準備性の向上のための支援)
就業支援のプロセスⅡ(求職活動支援~定着支援)
障害特性と職業的課題Ⅱ(知的障害・発達障害)
障害者雇用の現状と障害者雇用施策
障害特性と職業的課題Ⅱ(身体障害・高次脳機能障害)
企業における障害者雇用の実際
就労支援機関の役割と連携
労働関係法規の基礎知識
障害特性と職業的課題(精神障害)
ケーススタディ・意見交換
【希望者のみ】職業準備支援室見学・説明
10でケーススタディ・意見交換の時間が設けられていますが、実際には全ての講義で質疑応答や意見交換の時間がありました。講義の資料はスライドを印刷したものだけでなく、独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構から出版された「令和4年度 就業支援ハンドブック」もありました。ガイドブックには講義の内容が更に詳しく載っています。日々の業務の中で学んだことや気づいたことを体系的にまとめて勉強することができて、非常に分かりやすかったです。
講義中に紹介されたシートやマニュアルはほぼ全てインターネットに公開されていました。講義中に紹介された中で、特に印象に残ったものを載せておきます。
・就労移行支援のためのチェックリスト~障害者の一般就労へ向けた支援を円滑に行うための共通のツール~
(https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/19_checklist.html)
・幕張ストレス・疲労アセスメントシート MSFASの活用のために
(https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/33_msfas.html)
どちらのシートも別の研修で名前を聞いたことはあったのですが、実物をじっくりと見たのは初めてでした。実際にシートに記入して使うだけでなく、支援者が見るべきポイントがまとまったリストとして覚えるために使っても良さそうだと思いました。
障害者雇用や企業に関する講義では、外部講師のお話をお聞きしました。企業の障害者雇用の担当者、社労士、労働局の方など、専門の方に教えていただきました。障害者雇用率の算定方法や企業への助成金などは、企業見学に伺った際によく質問されるため、見学前に今回の資料を読み返して、自信を持って説明できるようにしようと思います。
ケーススタディ・意見交換では、就業・生活支援センターの方から事例をご紹介いただき、何が課題か、どのような支援ができるかを意見交換しました。コロナウイルスの感染防止のため、受講者同士の話し合いはなく、受講者が挙手して発表する形式でした。今まで学んだ就労支援のプロセスや注意点、障害特性や企業・他機関との連携などあらゆることを考えながらケーススタディに臨みました。
基礎研修を受ける前までは、他の研修や本で学んだことが私の中ではそれぞれ独立しており、実際の支援も「構造化」や「問題行動への対処」など限定的なものになっていました。しかし、基礎研修を受けたことで、利用者への直接的な支援、企業との調整、他機関との連携など、複数の行動を統合して考えられるようになったと感じました。この感覚を忘れないように、就業支援ハンドブックを読んで復習を続けようと思います。
職業準備支援室の見学では、職業準備支援室での支援内容、グループワークのテーマや教材を拝見しました。
こちらのマニュアルも一部見せていただきましたが、参考になる内容ばかりでした。インターネットでも閲覧可能でしたので、共有させていただきます。
発達障害関連の実践報告書及び支援マニュアル|障害者職業総合センター NIVR (jeed.go.jp)
最後までお読みいただきありがとうございました。