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  暦の上では春となりましたが、大寒波が到来し、被害が出た地域も多いと聞いております。 皆さま、どうぞご無理のないようにお過ごしください。   今回のグループワークは、2/7に運動保健師の仲⾥先生に、「幸せになるからだづくり」をテーマにオンライン講義をしていただきました。   〇講義の目的 「からだのこと、運動が何につながるのかを改めて知り、就労、日常生活、生きることを豊かにする」   〇講義内容 ・クロスジョブとの運動プログラムの目的 生きやすい身体づくりを目指し、提案をしていきます。 自分で考えて決めたことをできる身体、自分でコントロールできる身体を目指しましょう。そうするとやりたいことができる体になります。   ・発達について 私たちの体も積木が積みあがるようにして発達していきます。 一番下が、呼吸です。生まれると皆、産声を上げ、呼吸をします。呼吸器が一番初めに発達します。 そこから感覚が積み上がります。母乳を飲むことで味覚、名前を呼ばれ聴覚、親の顔を見て視覚、母の肌に触れ触覚が育ちます。 次に動きです。名前を呼ばれ姿勢をうつぶせから這う動作をします。遅いと思ったらはいはいになり、さらに遅いと思ったら歩きます。生きやすくなるために、やりたい先へ向かう為に身についてきます。 その上に言葉やコミュニケーションがあります。 下の3つ(呼吸、感覚、動き)が土台ですが、ハンマーで抜け落ちている人がいます。それが、コミュニケーション、言葉のキャッチボールの難しさにつながってきます。   今の時代SNSなどですごく情報が溢れています。聴覚や視覚が酷使されます。 対話でも、この人の声を聞いて、この人のは聞かなくてよくて、と意識すると疲れてしまいます。   ・脳について 3つの階層があります。 生まれた時、脳幹だけが動いています。痛覚をつかさどり、熱いものや尖っているものをすぐに離すように働きます。 また。刺激を受けることで、大脳辺縁系や大脳新皮質が発達するため、体操やエクササイズが大切になってきます。   ・身体を緩めるとは 身体を楽にすると、ちょっとずつ柔らかくなります。耳たぶ回し、顔や頭の刺激、鎖骨下を指でさすることが有効です。   身体が緊張は自分では気づきにくいものです。 首が前傾している人は、色々な関節に力が入っています。これは、余計なエネルギーを使ってしまうことになります。 足首が固い人は、つま先立ちで過ごしてしまいます。必要な時にエネルギーを出力できないため、→体を緩めましょう。楽に生きられるかもしれません。 お腹が張っている人は、内臓の元気がありません。お腹をさすってみましょう。身体と心はつながっています。   健康な体はゆるめることができる身体です。 毎日クロスジョブに通うなど、家から出て頑張ることがある人は、体を緩めることを意識しましょう。 緩めるとは、体を大きく動かすことです。「さとう式リンパケア」というものがあります。体が緩まり、温まることで、循環が良くなり、自律神経が整います。   ・まとめ 運動の意味を感じながら、やってもらうと、うまく身体が機能するようになります。 日常生活で取り入れてもらい、日々実感してもらえればと思います。   ・質疑応答 質問:効率よく減量する方法はありますか? 回答:がんばらないことです。今日やった運動やお伝えしたことを続けることが大事です。 質問:冬は手足が冷える。血流をよくする運動はありますか? 回答:さすったり、なでたりして動かしましょう。手の甲や足の甲が冷えると血流が悪くなるので、温めることが大切です。できるのであれば、手袋をし、冷やさないことが大事です。   質問:深く呼吸したいけれども難しい、改善するポイントはありますか? 回答:体が固まっていることが、現代人は多いです。耳たぶまわし、頭を指先でとんとんする、親指人差し指中指を立てて鎖骨をなぞるエクササイズや深呼吸をしましょう。体の中が柔らかくなります。   ・参加後利用者様からの感想 Aさん:体作りにおいて知らなかったことが沢山あって、分かりやすかったです。有難うございました。 Bさん:グループワークははじめてでしたが、新しい訓練を受けれてよかったです。 Cさん:カラダづくりの大切さのところの呼吸、感覚、動き(姿勢)が抜け落ちている人が多く、ここが抜け落ちているとコミュニケーションに支しょうが出たりしてしまうというところが印象に残りました。