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5/11に5周年最後かつ今年度最初の研修を行いました。社会福祉法人 兵庫県社会福祉事業団兵庫県立リハビリテーション中央病院の名誉院長 澤村 誠志 先生のご講演を聴き、施設見学もさせて頂きました。先生のご講演で印象に残ったのは、「障がいのある方から学び、ご本人ニーズから考えて発信する」「地域をつくることでの学びを通じて創設していく、やらないとわからない」という事です。これらは先生のおっしゃっていたソーシャルインクルージョン:社会から排除させるのではなく、地域社会での参加、参画を支援し包括していく事の根幹となる部分ではないかと思いました。我々の行う就労支援は広義の意味で職業リハビリテーションに則っており、「地域に根ざした支援、本人の意思決定支援、学術的視点での支援、チームで行う支援」の何れも意識して取り組み、より高みを目指していきたいと思っています。研修終了後、堺事業所で研修振り返り感想交流を行いました。挙がってきた内容を掲載させて頂きます。【感想交流での研修振り返り】◎障がいがあっても目的をもって取り組む事の大切さを感じた。本質的な目標や目的は自宅退院後、地域に戻ってからで、就職がゴールではなく、就職後の事も考えていかないといけない事が大切であるという事を改めて感じた。◎今まで就労継続B型事業所で働いていたが、工賃1万円の先の未来、見通しが欲しいとずっと思っていた。その当時の想いの大切さを再認識した。ヤマト財団の話も現在事業所で就職先として検討している状況だったのでタイムリーだと感じた。◎澤村先生について、まず若さに驚き、これからのビジョンがすごく明確で課題と足りない箇所の把握も明確で、今後も益々ご活躍されそうだと感じた。リハビリ=訓練という認識であったが、それだけの考えであった事は間違いだったと気づかされた。本人の希望に沿う事の大切さ、希望を叶える話に感動した。◎自分らしく生きる事の大切さを感じた。何よりも澤村先生の笑顔が素敵で、支援する側の生きがいも大切と感じた。◎生きがいを持つという事が印象に残った。就職をしてからもご本人との面談を通じて聞き取りを行うが、働いている方たちが何を生きがいと感じているのか聞き取りしていきたいと感じた。講演に感銘を受け、澤村先生の話が聞けて良かった。◎クロスジョブの理念と共通する部分があった。医療の現場から地域での現場にフィールドを変えた人間だが、澤村先生の講演を聴いて当時の気持ちが彷彿すると同時に自分自身の人徳を考えさせられた。以上が感想交流で挙がってきました。まだ現状では頭の中だけでのイメージで、具現化出来るものがないですが、今回の澤村先生の研修会を糧に、今後の支援と地域つくり、また人としてどうなのかという視点で就労支援を考えていきたいと思っています。最後になりましたが、今回の澤村先生のご講演で先生のこれまで取り組みと今後について聴講出来たのは、クロスジョブ5周年研修会の最後にふさわしく、また今年度第1回目の研修としても非常に有意義な研修となり、非常に学びや気づきの多い時間となりました。これもひとえに澤村先生の温かい人柄と人徳にふれる事が出来たからではないかと振り返っております。ご多用、ご多忙中にもかかわらず、このような機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。