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8月7日、職員研修として加古川はぐるま福祉会を見学させて頂きました。 利用者の皆さま、訓練をお休みさせて頂きありがとうございました。 加古川はぐるま福祉会は36年という歴史ある社会福祉法人であり、制度もない中、“障害があってもなくても大人になれば誰もが働く”という理念のもと、日本の就労支援を牽引されてこられました。当日は、施設内での訓練の様子と高井理事長より法人の実践と歴史についてお伺いしました。改めて就労支援の原点と組織をどう築いていくのか、何を大事にしなければならないのかを痛烈に感じました。 堺事業所のスタッフでこの研修での学び、発見、そしてこれから自分たちは何をしていけるかについて感想交流を行いましたのでご紹介させて頂きます。 ≪感想≫・話を聞いて、初心に帰れたと思った。歴史の話も聞かせて頂き、力強さを感じました。仕事に人を合わせるではなく、人に仕事を合わせるといった根本的な考え方も実感した。今、自分は仕事に人を合わせていたなと感じた。 ・多種多様な請負作業があり、それを維持している。100%の仕事をすることで企業からの信用も勝ち取り、次の仕事に繋げているところがすごいと感じた。 ・働くということが一番のメインになっていて、それが分かりやすく、利用している人も目標が明確だと思った。就労継続B型のイメージが今まで見た所とは違った。福祉のイメージが変わった。 ・工賃も高くでているが、評価段階もステップアップし2段階になっていて、多く工賃をもらえるようになるなど働く基準やモチベーションにも繋がる工夫をされていると感じた。 ・お金の価値観の資料が良かった。お金のことが分かりにくい人もいるので難しいかなと思って話をしていなかったが、働いたお金で生活をしていくこと、それを考えるのは大事だと思った。 ・高井さんがどの様に組織を創り上げてきたか、組織作りの難しさや、なかなか職員に理念が伝わっていかないことなども聞けて良かった。今、事業所それぞれで理念唱和しているが、単に唱和しているだけではすぐに風化してしまう。日々確認して、その理念に基づいて議論進めていく事が重要だと感じた。 ・事業拡大する中で、これまでの職員の方が管理者になり、異動があったりとみなさん大変だったと思う。職員の方のメンタルヘルス、フォローなどの話は挙がらなかったが、どうされているのかなと思った。 ・高井さんが36年続けていく中で、人に対しておごりが出てくると言っていた。私も先入観を自分で持っていることがあるので、あまり持たない様に出来たらと感じた。 スタッフで交流議論をする中で、改めて日々の小さな実践の積み重ねが、利用者の方の働く力になっていること、そして就職して働き続けるという力の中には自己肯定感や生活力、しなやかな柔軟な思考と対応力などいろんなことが必要であり、もっともっと日常の訓練で自分たちが取り組む実践があるのだと感じました。そして自分たち一人一人が組織を作る主体者であること、理念が日常に感じられるようもっと互いに小さな会話から始め、情報共有、想いの共有をしていこうと話し合いました。 今回の研修での学びを一つでも多く利用者の方にお返ししていけるようスタッフ一同より頑張って参ります。大変お忙しい中、私たちのためにお時間を割いてくださった高井様、加古川はぐるま福祉会の職員の皆さま、本当にありがとうございました。今後ともどうぞ、ご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。