Ｆさんが働いておられる社会医療法人ペガサス　馬場記念病院に訪問に行ってきました。馬場記念病院は以前から地域に根ざした病院づくりに取り組まれており、障がい者雇用においても積極的に推進している病院です。その中で働くＦさんと、Ｆさんと一緒に働くスタッフの方にインタビューをさせて頂きました。   まずは一緒に働く方にいくつかご質問。   ◆３年継続して働かれている訳ですが、その中で“Ｆさん頑張ってるなあ”と思うことを教えて下さい。 「体調管理をしながら、ほぼ休むことなく勤務していることと、一つ一つの作業が丁寧なところです。」   ◆では逆に困りごとなどの壁が出てきた時にはどの様に乗り越えられましたか？ 「勤務し始めた当初は緊張感が強すぎて気分不良を訴えた事もあり、はじめの１ヶ月ほどは体調面の確認を行っていました。その後は徐々に緊張感も解け、体調管理もしっかり出来ています。また、一度に沢山のことを説明したり依頼する事は避けて、少しずつ出来ることを確認しながら作業出来るようにしています。」   ◆“障がい者雇用”の印象についてお伺いしたいのですが、Ｆさんと一緒に仕事をする前と今とで、印象の違いはありますか？ 「元々障がいのある方も一緒に働いてましたから、改めて構えることはありませんでした。 ただ、Ｆさんがどんな人か？という事については、面接の際に確認した配慮点などを教えて貰う程度で、それ以上の詳しい状況は分かりませんでした。実際に会うまでは接し方など色々と考える部分があったのですが、いざ会ってみると考えていた不安が解消されました。   ◆今後のＦさんに期待する事を教えて下さい。 「担当業務だけでなく、手の空く時間があれば他の業務にも積極的に関わって頂きたいと考えています。 この３年の中で業務内容は増えており、雇用開始時は、書類の挟み込みなどの作業のみでしたが、今では書類の整理や廃棄作業、ＰＣを使ったデータ入力等、多岐に渡って行って貰っています。加えて、保管しているカルテから必要な情報を見つけ出す業務も最近手が空いている時には依頼しています。」      続いてＦさんにご質問・・・     ◆クロスジョブで訓練を受けていた時と、生活や考え方などで何か変化はありましたか？ 「生活は特に変わっていませんが、同じ職場で巨人ファンの人がいる事が分かり、一緒に野球観戦した事が一番変わった事だと思います。クロスジョブにいた時は一緒に訓練を受けている人と遊びに行く事はなかったと思います。」   ◆３年働き続ける中で、しんどさを感じる事はありましたか？ 「仕事の場面では特にしんどさを感じることはありません。通勤時間が１時間程かかります。乗換もあるのでちょっと長く感じ、特に今からの季節は気温が上がるのでしんどいです。」   ◆しんどさを感じながらも、働き続けてこられた理由や働き続けて良かったと思うことを教えて下さい。 「通勤は長いですが、電車が好きなんです。いつも乗る線に新型車両が現れたこともあって、そういうのが楽しいです。 また、同じ職場に巨人ファンがいるということも嬉しいです。周りになかなか巨人ファンがいなかったので（笑） それと、収入があることで東京ドームまで野球観戦に行けるようになりました。甲子園や京セラドームまではクロスジョブにいた時にも行けていましたが、東京ドームは行けなかったので。やはり本拠地はすごかったです。」   ◆野球観戦の他に、休日はどの様に過ごされているんですか？ 「テレビで主に野球中継やバラエティー番組を見たり、買い物をしています。」   ◆今後頑張っていきたいこと、目指していることを教えて下さい。 「契約社員から正社員になれる様に頑張っていきたいです。年に２回程正社員を目指せる試験があり、今まで何度か受けましたがあと一歩のところで合格に至らないんです。次は来年なので、また頑張っていきたいと思います。」   業務の合間を縫ってご対応頂いた、スタッフのＹさまをはじめ一緒に働いておられる皆様、Ｆさん、沢山の質問に一つ一つ丁寧にご回答頂き、本当にありがとうございました。 今後益々のご活躍をお祈りしています。Ｆさん、これからも頑張って下さいね！