第8弾に引き続き、角家さんがご訪問させて頂いております。３年継続就労されている方々の企業に訪問し、ご本人さんと企業の担当者の方にインタビューさせていただきました。今回は森田哲平さん。現在、株式会社ライフコーポレーション　ライフ百舌鳥店で働かれています。 まずは店長様にインタビューさせていただきました。Q.障害者の方を雇用するにあたって配慮していることはありますか？ 「何かあったときにすぐ対応できるよう、管理者と同じシフトにしています。」 「特別扱いせず、一般の人と分け隔てなく接しています。本当に普通に接しているので、本人も配慮してもらっているというのは感じていないと思いますよ。」 Q.仕事を任せても大丈夫と思えた時や、安心されている部分はありますか？ 「素直に指示に従って行動してくれています。そこをとても信用しています。」 Q.ご本人さんへお祝いのコメントをお願いします。 「これからも今まで以上に頑張ってください！」 いつも本当にお忙しくされており、忙しい合間を縫ってご回答くださいました。ご協力いただき、ありがとうございました。 そして森田さんにも、お仕事の休憩中にお話をさせていただきました。Q.今はどこの部署でどんな仕事をされていますか？「商品の品出し作業をしています。お酒をメインに補充しています。」 Q.働き続けていく上で努力していることはありますか？「品出しをしているので、どこに何があるか覚えるようにしています。後は商品によってそれぞれ積み方が違うので、そこを覚えるようにしています。あとこれは仕事をする上でも基本ですが、挨拶はきちんと自分からするように心がけています。」 Q.働く上で、しんどい経験など辛いことはありましたか？「仕事上でしんどいと感じたことはないです。人間関係で少ししんどかったことはありましたが、今はとても良好です。」 Q.仕事をしている中で楽しい事、やりがいを感じることはありますか？「今の仕事が楽しいです！それに人間関係が良いです。特に部門のチーフとは阪神の話でよく盛り上がります。今までも甲子園に３回一緒に行きました。趣味が合うのでそれが本当に良いです。後はお客様でお子様も多いんです。子どもが好きなので、よくおかしな顔をして笑わせたりしてるんです。ある時、いつも笑ってくれる子が来て、お仕事頑張ってね！と言われた時はものすごく嬉しかったです。なので、そういうところも含めて楽しいですね。」 Q.お客様と仲良く話している姿を見かけましたが、何の話をしてるんですか？「阪神です（笑）初めの時は「この置き方が違う！」とよく注意を受け、ちょっと苦手意識があったんですけど、ある時、阪神の話をするようになってから仲良く話せるようになりました。それ以外にもよく話しかけてくれる方は３，４人いらっしゃいます。お客様と関われるのも楽しみの一つです。」 Q.クロスジョブでの訓練を終えて働いてから、訓練と働くことの違いや気持ちに変化があったことはありましたか？「クロスジョブの時は何をするにもとにかく速くすることを意識していました。でも働き出してからは速さだけではなく、正確に丁寧に作業しないといけないと感じました。特に僕は商品の品出しや、その商品を目立たせるためのPOPを作っているんですが、商品を間違って置いたり、間違ったPOPを作るわけにはいかないので。ある程度速さは必要だと思いますが、やっていたら時間も経つし、作業も終わるものなので、そこまで意識しなくなりました。間違わないようにすることが一番です。気持ちの変化は、やっぱりお金ですね。訓練の時はビル清掃の工賃が一番高くて、いっぱい入ったら「儲けた！」と思っていたけど、今のお給料に比べると低いと思う。今の方がお金も高くて休みももらえるので今の方がいいです。」 Q.配慮してもらって働きやすいことはありましたか？「配慮してもらっていることは特に感じないです。おんなじように接してくれるので、僕だけ特別だとは感じないです。」 Q.最後に、今後頑張っていきたいことはありますか？「他のパートさんがしているような発注業務など、今していない新しいことをしてみたいです。ただ、病院の先生に相談したら「新しいことは負担になるので、控えていた方がいい」と言われたので、今やっている仕事を何か忘れるということがなく、１つ１つ丁寧にしていきたいと思います。」 ここに書ききれないほど、たくさんの想いを話してくださった森田さん。働く姿はとてもイキイキされており、従業員の方だけでなくお客様からも慕われている姿を見てとても嬉しくなりました。何より仕事を純粋に「楽しい！」と話されている姿を見て、とても温かい気持ちになりました。これからも頑張ってください！スタッフ一同応援しています！