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こんにちは、クロスジョブ堺です。
昨年12月に2019年度(平成31年、令和元年度)の利用者アンケートを実施しました。ご協力頂きました利用者・就職者の皆様、ご家族様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。アンケートの結果をスタッフで共有し、議論した内容を報告致します。
■個別支援計画について
個別支援計画は個別面談で利用者の方と話合いながら作成を行っています。概ね満足しているとの回答を頂戴しています。
【説明を聞いて計画の内容は分かりましたか】【計画は要望を取り入れられていますか】【計画に満足していますか】の問いについては、概ね高い評価を頂戴しました。
ただし、【計画は要望を取り入れられていますか】の項目では「どちらでもない」の選択肢にご回答頂いた方が4名いらっしゃいますので、個別面談などを通じて、皆様の希望を丁寧に聞き取ることを心掛けて参ります。
《コメント一例》
「支援計画の説明は丁寧な説明でよく分かった」、「スタッフが的確に細かく説明をしてくれた」、「今、自分の訓練がどこまで進んでいるか、これから何をしていくのか分かりやすく説明をしてくれた」、「自分の話したことが計画に取り入れられている」「自分の考えなどを一心に聞いてくれる」など。
■日々の訓練について
【事業所はあなたが就職できるように支援をしてくれていると思いますか】の問いについては、「クロスジョブで成長出来ていると思う」「仕事の基礎や役立つスキルを身に着けられるようにプログラムの提案がされる」「着実に力をつけていることを見通して、それにあった実習先を教えてくれる」などのご意見を頂きました。
支援スタッフによって対応の差が出ているとのご意見もありましたので、アンケート結果を踏まえてのスタッフ議論では、堺事業所がチームとして、お一人お一人の支援に携わらせて頂き、支援力の底上げを行っていくことを確認しています。
【取り組んでいる訓練プログラムは自分に合っていますか】の問いは、「どちらでもない」の選択肢のご回答が多かったです。全体グループワークの実施、クロスジョブOBの方にご来所頂いての講和会などを実施して参りましたが、今後も利用者の皆様のニーズをお聞かせ頂きながらプログラム作りに取り組ませ頂きます。
■事業所環境について
事業所は清潔であると多くの方にご回答頂きました。訓練終了後は毎日、利用者の方と一緒に事業所の清掃を行っています。清潔な環境を整えられている事は利用者の皆様のご協力があってこそ。いつも熱心に清掃に取り組んで頂き本当にありがとうございます。今後も環境整備に努めて参りますので、引き続きよろしくお願い致します。
■スタッフの対応について
障害に対しての配慮や理解については、「理解してくれている」「理解した上で働ける場所を考えてくれる」などのご意見を頂戴しています。この項目も「どちらでもない」の選択肢が5名あるのと、スタッフによっての支援の差をご指摘頂くコメントがありました。ご指摘を真摯に受け止め、均質な支援を維持できるようチーム力を高めていく所存です。
スタッフの話し方や元気よさについての項目は、概ね高い評価を頂戴しましたので、引き続き利用者の方にとって心地の良い対応、「クロスジョブに来て良かったな」と思っていただけるような関わりを大切にして参ります。
■苦情解決について
【事業所に苦情受付担当者がいることを知っていますか】の質問には、12名の方が「知らない」とご回答され、「知っている」と回答された方の倍の人数になってしまいました。
苦情受付担当のご説明は利用契約時に行い、事業所内に2か所ポスター掲示を行っていますが、正確に情報提供出来ていない状況を踏まえて、
全体朝礼で再周知させて頂く
掲示物を改善する(位置、内容)ことに取り組みます。
■その他
【クロスジョブを利用して良かったか】の問いには、たくさんのありがたいお言葉を頂戴しました。「クロスジョブを利用していなかったらと思うと恐ろしい」「家に引きこもっていたかもしれない」「数ある事業所の見学に行ったが、この場所より落ち着く場所はなかったので利用して正解だと思っている」「自己分析、訓練の経験が就職後も役立っている」とのコメントを頂きました。
また、自由記述欄に「事業所に掲示する求人数を増やしてほしい」とのコメントを頂きましたので、ハローワークの求人票を掲載するスペースを新設しています。週に何度かは求人票の入れ替えを行っていますので、ぜひご覧になってください。
■アンケートを受けての振り返り
皆様からのご意見をお聞きして、就労移行支援事業所としての役割が果たせていること、至らないことが明確になりました。支援者間の対応の差をご指摘頂いたコメントもあり、スタッフの連携強化、チームとして支援力の底上げを行っていくことが課題になると共有しています。また、クロスジョブでは支援担当制(利用者の方には必ず決まった支援者がつく)を取っていますが、そのことが利用者の方にとって相談のしにくさ、気持ちの伝えにくさに繋がるケースもありました。(例:女性の悩みを男性スタッフに相談しにくいなど)。
この点は、苦情受付担当者を明確にしていくことで、何かあればすぐにご相談いただける体制を作っていく必要があると議論を行いました。
皆様のお力になりきれていないことが多々あるかと思いますが、スタッフ一同、日々精進して参る所存でございます。今後ともご指導ご鞭撻のほど賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
※アンケート結果はPDF資料をご覧下さい。