このあいだの休日に近くの図書館に行きました。そこで『論語』という本に出会いました。 　その中に「子曰（しいわ）く、君（きみ）に事（つか）えては、其（そ）の事（こと）を敬（けい）して其（そ）の食（しょく）を後（あと）にす」とありました。 　これは、孔子の弟子が諸国に次々と士官（官職について役人となること）していく姿を見て、孔子が弟子たちに宛てたものとされています。 　これは、就職できた時みんな最初は一生懸命働きますが、だんだん慣れてくると就職できた時の「まじめに仕事をがんばるぞ」とか、「仕事を一生懸命やるぞ」という気持ちが薄れてきたり忘れてしまがちであると孔子は言っています。そんな時こそ「まず、仕事を始めた時の目標をしっかり思い出して、目の前にある仕事に全力で取り組む。一生懸命に仕事のことだけを考えて働く。」ことが大切ですとも言っています。 　私自身、今が違うというわけではありませんが、自分自身が働き始めた時のことをもう一度思い出して、精一杯ご利用してくださっている方々の支援をしていきたいと思いました。