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はじめまして、クロスジョブ利用者のEと申します。 本や紙に興味があり、この度、松江市にある印刷会社、C社さまに見学に行ってまいりましたので、そのご報告をさせていただきます。  クロスジョブの方が誰も行ったことのない会社で少しためらいましたがC社さまはSDGsを打ち出していたりと、開放的な雰囲気のある会社でしたのでスタッフさんに見学をさせていただけるよう計画していただきました。アポイントを取りに行ってすぐ快諾していただきまして、はやくに見学にこぎつけることが出来ました。  入口に総務部があり、廊下奥にデザイン部、総務部とデザイン部の部屋を通過した奥の方に印刷部があり、デザイン部、印刷部の順で案内していただきました。デザイン部では大きなPCを使用して編集ソフトで小さなものから大きなものまでデザインを考えておられました。名刺やラベルなど会社や商品の顔となるものだけでなく名簿用紙のようなものまで手掛けており、それもデザインの仕事で、印刷業の仕事なのか、と印象に残りました。 印刷部内は機械であふれており、油のにおいが漂っていました。聞くと機械を整備したり洗ったりするための油だそうです。インクのにおい等はありませんでした。印刷機と裁断機が稼働しており、印刷機から小刻みに振動音のような音が、裁断機からは裁断する時の多少大きめの音が断続的に発されていました。ほかにも四つ折りや三つ折りにする機械など様々なものがあるそうですが、稼働していたその二つを見せて頂きました。 印刷機はCMYK(シアン、マゼンダ、イエローの三原色+黒)のインクがそれぞれ塔のように連なっており、その下を高速で紙が通過していくと最終的にフルカラーのチラシになっていました。後ほど、黒のインクを使った四色刷りのチラシと、使わなかった三色刷りのチラシを見比べさせていただいたのですが、三色刷りのほうは細い黒文字がよくみると紫がかっており、四色刷りは細くても黒に艶があり、確かに違いがあって面白かったです。皆さんもぜひ、家にあるチラシ等を見て四色刷りか三色刷りか鑑定してみてください。 裁断機はギロチン式で、かなりの厚さの紙束を一気に切っていました。紙の端を切り、出たゴミを回収して再生紙と燃えるゴミとを分類して捨て、位置を変えたり回転させたりしてまた切り……という工程がとても速い速度で行われていて、後ろで見ているだけでしたが少し怖かったです。 車の製造のように長いコンベアに乗せて完成させていくようなイメージをぼんやりと持っていたのですが、実際は一つ一つが短く区切られていることがわかりました。従業員数が少ないため、事務の人も印刷を手伝ったりすることもあるそうです。私の苦手な、状況を把握して機敏に動く能力が必要とされそうだと感じました。ただ、月の予定は事前に決まっていたり、ルーチンワーク業務があったりと、見通しはある程度立つそうで、その点は私に向いている気がします。機械を使って紙がチラシなどの情報のあるものになっていく過程は大変興味深く就きたい思いが強まりましたが、基本立ち仕事で紙を持ったりするためやはり体力が必要なようでもし就職をするのであればそこがネックだと感じました。