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9月は、NPO法人クロスジョブ始まって以来の最高の6人の月間就労退所者となりました。まさに、障害者雇用促進月間にふさわしい結果を残すことができました。スタッフの支援はもとより、本当に、就労退所に向けてがんばられた利用者の皆様に深く感謝いたす次第です。中でも6人のうち、3人の方々は、高次脳機能障害のある方々で、うち2人の方は、障害になられる前には、企業で働いている方々でした。突然、高次脳機能障害になられ、再度一般就労に挑戦され、その目的を達成された道のりは、ご本人はもとより家族の方々のがんばりがあってのことと本当に敬意を表する思いです。 また、こうした成果を事業運営の面から振り返ると、今年度、各事業所に「5つの事業所月間目標」を設定し、その目標達成に向け、各週の議論のテーマを明確にした事業所会議の強化を求めてきました。その期待にスタッフ一丸となって取り組んで頂いた証左といえます。その結果、5つの月間目標の一つであった「毎月一人の就労退所者」については、6月以降(堺)6月-3人、7月-2人、8月-2人、(阿倍野)6月-2人、7月-1人、8月-1人 と確実に実現できるようになりました。このことは、ご利用頂いている皆さんにとって、希望と見通しになるもので、就職に向けて自身の課題に向き合いチャレンジしていく力の源泉ともいうものであると私たちは考えています。 いよいよ、今年度も、下半期に入りました。6月に開催した今年度のNPO総会では、4つの年間目標(指標)を設定し、その達成目標度を以下のように設定しました。この実現に向けて全力で進んでいきたいと思います。区分2012年度末までの結果2013年度目標2013年度上半期結果備考新規利用者数133人(2012年度55人) 40人30人開所から2012年度末までの利用者総数131人今年度は、各事業所とも20人の新規利用者を想定しています。目標達成度(就労退所率)36.6%(48人/133人)42%(72人/171人)就労退所者21人就労移行の目標は、就労退所ですから、その度合いが、就労退所率であると考えています。就労退所率の算定式は、開所以来の就労退所者数/開所以来の利用契約者総数です。今年度の想定就労退所者数は24人です。 《上半期の21人の内訳は(堺11人、阿倍野10人)》顧客満足度(継続利用率)73%(96人/133人)77%(132人/171人)その他退所4人顧客満足度とは、就労退所まで継続して利用して頂いた度合いです。算定式は、(開所以来の利用者数-就労以外の退所数)/開所以来の利用者総数です。開所から2012年度末まで、就労退所以外での退所者数は35人、とりわけ初年度の利用者の継続利用率53%という低い値になってます。この数値は、初年度の支援力の未熟さの反映です。今年度の利用契約解約想定者数は4人としていますが、すでに、今年度4人の方が、利用契約を解約されており、下半期、利用されている方々が、利用に意欲が持てるよう、より丁寧な支援が求められると考えています。サービス完成度(就労定着率)79%(38人/48人)83%(60人/72人)離職者2人就労移行支援のサービスの度合いは、報酬的には、就労退所後6ヶ月以上の定着を基準にしていますが、私たちは、就労退所後の継続就労状況が、その支援サービスの完成度合いを見極めるものであると考え、いかに離職者を出さないか、この点を基準に設定しています。 今年度の想定離職者数を2人としていますが、すでに、その数に達しており、下半期は、継続就労支援に力を入れていかねばなりません。今年度離職者2人の内訳は、2年半以上の就労継続者1人、1年半以上の就労継続者1人です。原因は、生活と職場環境の変化によるものです。