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<9月14日、クロスジョブグループ発足後、念願であった、初めてのクロスジョブグループ研修会を当法人が入る東洋ビルの会議室にて開催しました。研修会に先立ち、これもまた、初めてのクロスジョブグループ代表者会議を開催しました。代表者会議では、これまでのクロスジョブグループ憲章と5原則に加え、クロスジョブの取り組みのさらなる強化を目指して、代表者会議会則を承認、これまで仲間内のグループから名実ともにクロスジョブグループを管理する機能を確立しました。そして、クロスジョブグループ憲章に共感し、ともにクロスジョブグループとしての実践に加わる新たな仲間の加入を確認しました。これで、クロスジョブグループは、4法人4事業所となりました。
その後、午後1時より、クロスジョブグループ第1回研修会が、NPO法人クロスジョブ神戸から7名、NPO法人クロスジョブ金沢から5名そして当法人から16名、その他3名の計31名が参加する中、開催されました。 研修会の内容は、最初に、4事業所より昨年度の事業活動の総括を報告し合いました。とりわけ、昨年度より事業を開始したクロスジョブ神戸、クロスジョブ金沢の報告は、当法人のすべてのスタッフにとって、クロスジョブの拡がりを初めて具体的に聞く場となり、元気をもらう熱い機会となりました。
発達障害のある方々への支援が活発な神戸の地において、発達障害者の就労支援を前面に掲げ発足したクロスジョブKOBEは、その先見性を遺憾なく発揮し、定員の20人を大きく上回る年間41人の利用となり、うち発達障害の方々が35人利用され、さらに就労退所も13人という大きな成果を手にしました。そして、来年度、さらにもう一事業所を開設する方針が提案されました。
また、NPO法人クロスジョブ金沢が運営するリエゾンは、全国的に見ても、発達障害や高次脳機能障害の方々への支援がまだまだ進んでいない中、地方都市におけるクロスジョブの支援が今後拡がるのか否かをかけたモデル事業とも言うべき重要な取り組みでした。事業開始から4ヶ月あまりの厳しい状況、まさに、土俵際まで追い込まれる中、俵を割ることなく、踏みとどまり、うっちゃり返した、そんな光景が目の当たりに浮かぶ自信に満ちた1年間の報告でした。そして今年度に入り、定員を上回る方が利用されて、就労退所者も出ているとのこと研修会でのスタッフの笑顔が、その高いスピリットを彷彿させ、本当に心高まる思いでした。事業報告の最後に、来年度東京の地でクロスジョブの事業所を立ち上げる決意が表明され、会場のボルテージは、最高潮に達しました。
事業所報告の後、この研修会をクロスジョブの支援の具体的実践を共有し合い、明日のクロスジョブの支援につなげる場にしようとの思いから、支援の具体的内容をテーマにした発表をいただき、その発表を下に、5つのグループに分かれバズセッションを行う企画にしました。 まず初めに、クロスジョブKOBEより、「1日の流れとグループワークの紹介」と題して、発達障害のある方々の特性を踏まえた、コミュニケーションスキルを上げるプログラムが、具体的に報告されました。 その次に、クロスジョブ阿倍野より、発達障害のある方で大卒の方の利用開始から就労退所に至るまでの、個別面談を通じた成長とスタッフの面談での苦悩と工夫、発見の取り組みがリアルに報告されました。 最後に、クロスジョブ堺より、高次脳機能障害の方の支援の取り組みについて発表し、高次脳機能障害者の支援について話し合う1グループとその他4グループに分かれ、発表を聞いた感想から、実践的な交流が行われました。まさに、同じコンセプトで運営している者同士の研修会として、より高い支援力をあげるために共有し合う、士気の高い場となりました。
その後、懇親会を開催し、第2回は、来年9月、神戸にて開催することを確認し研修会は終了しました。