『10月22日の午後と23日の午前、就労移行支援事業所における高次脳機能障害者の就労支援の現状把握を目的に、「阿倍野」と「堺」の2ヵ所をサービス管理責任者である西脇様の説明付で施設見学をさせていただきました。 　その感想は、一口でエクセレント！！。 　駅に近いオフィスビルを拠点として、多彩な訓練メニューを用意し、本人が働くために必要となる能力の補い方、周囲から認めてもらえるためには何が必要か、という視点できめ細かな支援を行っている様子が実感できました。 　23日の高次脳機能障害者の”グループワーク”では、私が見学させていただいた日は、各メンバーが2分（？）の制限時間以内に、先週1週間の活動内容を報告し、利き手はメモを取りながら、質問しあうというセッションでした。　障害自覚の難しい高次脳機能障害者の支援策として、医療機関をはじめとして多くの支援施設が取り入れている訓練方法ですが、参加メンバーの活発なやりとりを拝見することができました。　時間の都合で、セッション最後まで見学できなかったのが心残りでしたが、このような組織的で目標指向的な訓練を長期（原則2年間）に行うことにより就職率は6割以上になっている、というのも頷けます。 　元来ずぼらで、いい加減な私としては、支援スタッフ、参加メンバーともに緊張感で押しつぶされはしないだろうかと、余計な考えが脳裏をかすめました。たぶん息抜きの方法も用意してあることでしょう。』 見学後は大阪高次脳障がい就労支援勉強会のメンバー、ジョブコーチ、就労移行支援事業所（Ａ型）の方々と共に交流会を開き、高次脳の方への支援について意見交換をすることができ、有意義な時間を過ごすことができました。 田谷先生、お忙しいところお越し頂きありがとうございました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（西脇）