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6月15日、特定非営利活動促進法に基づく「通常総会」を開催、正会員79人のうち63人の出席の下、前年度事業計画と決算、今年度事業計画をご承認いただきました。
その通常総会に向けて、前日より、クロスジョブ全事業所スタッフが集合し、新規採用職員研修、DIAサポートの橋本先生のビジネスマナー研修、そして、全事業所の取り組みを振り返る「全事業所会議」を開催、当日朝からは、会員交流企画として法人理事である米田先生による「クライアントのニーズを探る~WAISの発達検査を通して~」の講演で学びを深め、11時半からのランチタイム交流会で新規会員の皆様の紹介と交流を深めました。
午後からは、クロスジョブ独自事業の「卒業と同時に就職を!キャンパスチャレンジ事業」の取り組みを、法人の賛助団体である桃山学院教育大学学生支援センターの高瀬先生と就職先である宇部興産株式会社堺工場の家重様にお話をいただき、クロスジョブにおける支援を交えて事業の意義を深めました。この取り組みは、今年の全国LD学会において発表予定です。次に、法人理事であり堺市内で高次脳外来を開設されている納谷医師から、高次脳機能障害について基本的視点をわかりやすくお話しいただき、その後、クロスジョブ札幌の取り組みを報告、通常総会の開催となりました。
2日間の多彩な取り組みは、クロスジョブのホームページの各事業所の「スタッフの一日」に、スタッフの感想や学びがアップされていますのでご覧ください。
また新たに、今年度より鳥取県大山に保有する法人の保養施設「月と森」を、会員の皆さんに利用していただく仕組みに変更しました。まもなくホームページに予約サイトが開設します。これは、大山エリアにおける障害者の職業訓練の一環として運営しますので、是非、会員の皆様のご活用をお願いします。
昨年度4月に、新たに就労定着支援サービスの開始に伴う報酬改定により、就労移行支援サービスに求められる就労実績が、就職後3年間の継続就業であったものから、6か月に大幅に縮小され、働く前の準備=職業準備性を高めるはずの就労移行支援の本来の役割が崩れ去り、職業紹介事業へと変質してきています。
一方でクロスジョブの「利用から就労退所までの平均利用期間」は、この3年間、毎年平均が約15カ月間と伸びています。これは、求人が増え、すぐに就職できてしまう時代に、クロスジョブの就労移行支援が、真に必要な方に応えている証であると自負するところです。
しかし、残念なことに、報酬改定によって、今年度は、開設以来、右肩上がりであった事業収入が、初めて減収する事態になりました。この正念場を乗り切り、来る2020年9月に、クロスジョブ開設10周年の集いを開催する予定です。
今年度も引き続き、会員の皆様の暖かい応援をよろしくお願いいたします。