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働く事をいそがない! ゆっくり、ゆっくり成長を見守ろう!先ずは生活自律から、そして本人がそろそろ働かなあかんかな~と思うまで待とうと思い、 専攻科(2年)~自立支援事業所(2年)~和歌山産業技術専門学院(1年)と、学びの場所を求め23歳になり、 2013年4月からクロスジョブにお世話になりました。 利用開始当初は親から見ても、本人の気持ちは「就労」には向かっておらず、まる2年、クロスジョブに行って、その先はまた一緒に考えようと 焦らず見守っていました。 通所を始めて1年目、3か所の企業実習(就労体験)と通じて、私自身が「彼に合う職種は?」と考えさせられました。 1年目が終わるという頃、彼が好きで参加していた家電メーカー請負作業自体が移転するに伴い、本人の姿に変化が見られました。 就職はまだまだと思っていた時期だったのですが、彼の言動に「ひょっとしてどこかに落ち着きたい!?『働かなあかんかなー』と思ってるのかも?」 と感じる事がありました。 2年目に入り、そろそろ就職を考えていきましょう!とクロスジョブの担当の方からのお話。 そんな時期、雇用を前提とした企業実習のお話をいただき、彼には難しいかなと思いつつ、背中を押しました。 彼はコミュニケーションをとるのが苦手で、そのうえ言語も理解しづらいという困難を抱えています。 担当の方は実習企業に対して、「まずは仕事ぶりを見てください」と推してくださったようで、雇用を見極める実習がスタートしました。 約2週間の実習ののち、面接。採用の通知をいただきました。 いざ“採用”となっても、彼は躊躇していましたので、「嫌だったら明日にでも断っておいで!」と話しました。 親としては福利厚生が充実していて・・なんて就職先への希望・・でも実際はかなり難しいだろうと思っていたので、いざそれが現実となると・・ 今度は内心、心配ばかり(笑)。 本人は採用通知を受け取った後も就業時間を危惧していて、それならば・・と思い切って彼の始業時間を1時間遅くと、無理を承知でクロスジョブの 担当の方へ話ました。 担当の方から、企業ご担当の方へ事情をご説明いただき、企業からもご了承を頂きました。 実習時は朝7時前に自宅を出ていたので、1時間ほど遅く出勤できるようになりました。 (息子は採用されてからもこの出勤時間だけは譲らなかった点です。) クロスジョブの担当の方や、ジョブコーチの皆様の支援のおかげで入社1ヶ月が過ぎました。 大変なのはこれから・・・と思いつつ、とりあえず働いてみよう!働くことによって学び成長することがあるだろう! 人生は長い!転んでも彼ならきっと自分のペースでしっかり前を向いて歩いていくだろう!と開き直って見守っている昨今です。 後になりましたが、クロスジョブの皆様には、本人の育ちや思いに丁寧に寄り添いながら支援をしていただき、 息子のみならず、その姿に私自身も学ばせて頂きました。 ありがとうございました。 そして今後ともよろしくお願いいたします。