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<p>先週、「怖れに暴力でなく民主主義を」唱えた歴史の1幕があいた。新型コロナウイルスという全世界の共通の敵に対して、アメリカがどう向き合うのか、そのリーダーの就任演説を聞き、読み、感動した。そして、初の女性の副大統領をはじめ新しい閣僚人事の顔ぶれ、なんと大胆な転換だろう!イデオロギーの違いを超え、新型コロナウイルス感染に全政界が巻き込まれ、その共通の敵を前にして、一国のリーダーの存在とそのメッセージに惹きつけられたのは、あのドイツのメルケル首相のメッセージ以来である。その就任演説の中で特に感動したのは、「私は多くの米国人が未来にいくぶんの恐れを抱いていることをわかっている。仕事のこと、家族を養うこと心配し・・・・だがその答えは内向きになることではない・・・・保守とリベラルを分ける戦いを終わらせなくてはいけない。・・・わずかな我慢と謙虚さをみせ、少しの間相手の立場に立って考えることをいとわなければ。なぜならそれが人生だからだ。あなたが将来、どういう運命にさらされるかはわからない」(日経新聞から)、これは、全世界の人々へのメッセージだ。 民主主義とは、多数決でない、異なる意見の人に耳を傾け、すべての人の幸福のために歩むプロセスとして人が勝ち取ってきたものである。日本の国会審議も、いまこそ議論を尽くしあい、全国民が頑張ろうと思いを高めあえる実りある議論をみせてほしい。誰もがいつでも受けれるPCR検査と医療体制の確立、仕事を失った方々が生きることができる十分な休業補償を、医療従事者の覚悟と奮闘を支える大胆な公的施策の決定を期待し続けたい。</p>