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■クロスジョブ利用記 その29 (結・前編)ラビット 4月18日~5月1日までの実働10日間、M社様にて実習を行いました。 電気やガスの契約に関する問い合わせの一覧をエクセルでチェックする業務を中心に行いましたが、慣れない現場で固まってしまい報連相ができず、自己判断でチェック手順を飛ばしてしまったことでミスが増えたことなど新たな課題点が見えてきました。 周りが忙しそうに見えても相談の機会は必ず開いてくださることや、すでに他のクロスジョブ利用者の方をトライアル雇用に迎えておられることもあり、僕の特性についても理解に努めてくださる企業様で、ぜひ就職につなげたいと思い面接を受けました。 そこでもちょっとしたアクシデントがあり面接会場に遅れてしまい、もう「うっかりさん」の自分というものにほとほと愛想を尽かしかけましたが、ここで縮こまっている自分を見せてはいけないと胸を張りながら面接担当者様と働くイメージについて話し合いました。 そして先日、入社案内のお電話を頂いて来月からトライアル雇用を始めることとなりました。 クロスジョブに入って2年間の中盤ほどはゆっくりと進路選択を吟味するようなペースだったので、それに対してトントン拍子に決まってしまったような感じでまだ実感がわかないのですが、逆に言えばこれまでの経験と実績がようやく実を結んだのかなと思います。 まずは僕の生活をずっと支えてくれた家族、いつも見ていてくださったクロスジョブのスタッフと利用者の皆さん、クリニックの先生に感謝します。 新しい環境でも、自分らしさを忘れず、まじめに、僕のペースでやっていきたいと思います。 趣味について書くのも次回で最後となります。30回ピッタリの一番最後に好きな映画について語るのも、自分らしいかなと。   ■クロスジョブ利用記 その30(結・後編) ラビット  今年の5月15日で27歳の誕生日を迎えました。 その前祝いに映画「シン・ウルトラマン」を観に行きました。2年前から公開を楽しみにしていたので、もちろん初日です(13日のクロスジョブ退勤後に日吉津行きのバスに乗りました)。  ネタバレを回避しながら語るのは難しいですが、ネットで「エヴァンゲリオンのことがもっとよくわかった」と言われまくっている意味もわかるような気がします。脚本・総監修を手がけた庵野さんが、聖書や心理学や哲学やアニメーション(エヴァンゲリオン)を通してウルトラマンを描こうとしていたことが今回ウルトラマンの文法に翻訳されてようやくわかった、というようなイメージです。  もちろん「シン・ウルトラマン」は初代ウルトラマンを現代にリメイクした映画として面白いです。ウルトラマンの相手は人間より高度な文明を持つ外星人(がいせいじん)。ビジネスマナー百点のセールスマンみたいに振るまいながら、地球のある資源を狙っている……SFの王道で知的好奇心をくすぐられます。 でも最初はどうしてウルトラマンが人間を守ろうと思うのか、少しわかりづらいかもしれません。 損得勘定でも恋愛感情でもなく「相手のことをもっと知りたい」という思いから自分なりに行動を起こして、この気持ちはいったいなんだろう? という謎に挑んでゆく。 「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」  このキャッチコピーに鑑賞後、ため息が漏れるほどの美しさと驚きを感じます。皆さんにもぜひ映画を観ていただいて、初めてウルトラマンを見た気持ちを大切にしてほしいです。  もっと語ろうと思うと興奮しすぎて止まらなくなるので締めに入りますが、とにかく今年の誕生日は一味違ったことは言うまでもありません。去年はまだ生活リズムの改善を進めることとスマホに依存したい気持ちがズレを起こしてしんどかったので、映画を楽しむほど気持ちの余裕はありませんでした。  今年のゴールデンウィークを何とか夜更かしゼロで過ごすことができたものの、一度過集中に入ったら止まれない体質は変わりません。だからこそそんな自分の気持ちと向き合いながら、理想の生活に一歩一歩近づけるように工夫してゆく。  人間、まだまだ捨てたもんじゃない。 他でもない自分がそう思えるようになれたのも、クロスジョブでの2年間があってこそでした。 最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。