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就職が決まりました。社会福祉法人F会です。 3ヶ月のトライアル雇用を経て、4月28日に週20時間勤務の 非常勤職員として雇用していただきました。 火曜日から金曜日まで9時から15時まで休憩を挟んで5時間、 総務部で事務補助やトイレ掃除をしています。   私は約20年近く社会福祉法人でソーシャルワーカーとして 働いていたのですが、4年前の3月に脳梗塞になりました。 ずっと休職していましたが、2年前に退職して 昨年の2月にクロスジョブ阿倍野に通い出し、 別々の社会福祉法人で3回の職場実習を経て雇っていただきました。   今、いろいろと思い返してみると、 福祉関係の就職フェアに行ったことが 私の中でのターニングポイントだったと思います。   クロスジョブに通うになってからスタッフの方々には 福祉関係の事業所で働きたいと話していましたが、 ある時、何気なくFacebookを見ていると、 2021年度の福祉就職フェアの宣伝が載っていました。   その就職フェアは、1年に1回、 地域の社会福祉法人さんたちが いわゆる“手弁当”で一から企画・運営をしているフェアです。   私が働いていた頃は職務分掌として 法人の人材確保・育成を担っていて、 その就職フェアの企画も実行委員会の中で 他の法人さんと一緒に練っていました。   私は“これだ!”と思い、 その「福祉就職フェアに行きたい」と 担当スタッフさんにお願いしました。 そして、2回目の職場実習中に自分の休みを使って 担当スタッフさんに同行していただきました。   福祉就職フェアに行ってみると 知り合いの法人の方もいて、驚かれもしましたし、 歓迎もしていただきました。   いくつかのブースを見て回りましたが、 ちょうど就職フェアに来ていた今の理事長が 実行委員だったこともあり、 2回目の職場実習が終わった後に 今の法人に何とか見学と9日間の就職前実習に行き、 そこで雇用が決まりました。   トライアル雇用の前日に“新型コロナウイルス感染症”にかかって 10日間のホテル療養したことなどちょっとしたバタバタはありましたが、 今は総務部の職員さん始め職員の皆さんのサポートを受けながら 充実した毎日を送っています。   私には目標があります。   今の私は、左半身麻痺などの脳梗塞後遺症や高次脳機能障害、 特に失語症や脳の情報処理能力の低下があり、 “健常者としてのソーシャルワーク実践”は無理です。 でも、私が“障害”者になったからこそ、 自分自身の実感・体感を、 たどたどしくも言葉で伝えることができます。   ソーシャルワークや看護の入門書を読むと、 福祉職や看護職が学ばなければいけない“専門的知識”が書かれています。 でも、脳梗塞や高次脳機能障害になった私の今の実感・体感は違います。 その自分の実感・体感を福祉職や看護職の皆さんに、 贖罪の思いも込めて伝えたいと思っています。   ゆっくりと少しずつですが、働きながら、 一歩一歩目標に向かって進んで行きます。   最後に、クロスジョブ阿倍野のスタッフの皆様、 私の仲間である利用者の皆様、ありがとうございました。 また、今後ともよろしくお願いいたします。