私がクロスジョブさんを利用させて頂いてから、早くも1年と1ヶ月が経ちました。そして、11月からＩ社に就職することができました。   まず、クロスジョブさんを利用させて頂く経緯をお話しします。クロスジョブさんを利用させて頂く前は、介護施設で介護職員として1年、同施設の洗濯場の職員として約1年の計2年ほど正社員とパートで働かせて頂いていました。その時に他のスタッフさんと仕事をしている時に仕事をするスピードや説明して頂いた時などの理解の違いで「他の方と違うのかな」と思いました。でもこの時はまだ、私に障害があるとは思っていなかったのですが、施設の相談員さんが働いていた市の支援して頂けるところを紹介して頂き、数回お話しした後、病院でテストを受けられることとなりました。その時に高次脳障害の話をされた時に冊子にチェックリストがあり冊子を読んでいくと「当てはまるのが多いな」と思いました。 その後、クロスジョブという就職の支援してくれるところがあると相談員さんなどから教わり、見学させて頂きました。見学時の印象は、利用されている方の人数の多さや利用されている方の年齢がバラバラで驚いたのを覚えています。その後、利用を決めました。   利用させて頂いてからは軽作業・学習・パソコンを中心に施設外就労のお線香屋さんや企業実習をさせて頂きました。実習は３回させて頂きました。３回の実習では、それぞれお仕事に対しての考え方が少しずつ変わっていきました。中でも初めて行かせて頂いた会社さんで教わったことが特に感動しました。１つ挙げると「ノルマと目標は同じ意味」ということです。 今まで生活していると「ノルマ＝絶対しないといけないライン」、「目標＝出来たらいいなというライン」とで考えていたので「ノルマは目標に近い意味」と教えて頂きました。 自分に自信がなく、自分の良いところが分からなかったのですが、１つ目の会社の方に「自分で良いところが分かってないかもしれないけど良いところがあるから、自分に自信を持って」というようなことをおっしゃって頂いてからは少しずつですが、前向きに考えることが出来てきました。   私が就職させていただく会社さんは、３回目の実習をさせて頂いた会社さんです。「動物関係のお仕事をしたいけれど、生体販売はしたくない」と考えていた私が自分で調べて担当のスタッフさんに会社の人事の方へ繋いで頂いた会社さんで、ペット用品を扱う会社さんです。実習は３日間で時間も短かったり、３日目には直接選考と面接をして頂いたりと忙しかったですが、有難く思いました。　   お仕事を辞めてから、私の手相にある仏眼の表すうちの１つでもある「困っていると人が助けてくれる」ということを、つくづく思い、有難く思っています。   長くなりましたが、これからは、就職先でお仕事を楽しみ、勤め、必要な知識を勉強していきたいと思っています。スタッフの皆さん、利用者の皆さんありがとうございました。