私は約3年間クロスジョブに通所し、この度就職が決まり、クロスジョブを卒業することになりました。 最初ここに通い初めの頃は生活面から改善していく所から始めていかなければならなかったので、週2回の午後のみと少ない回数から始めていきました。あまり多くの人と関わることもなかったため、訓練内での報告・相談といった所も苦手意識があり、苦労したことを覚えています。通い続けていく中で少しずつ通う日数を増やして慣らしていき、訓練でも分からないことは早めに聞くことを意識することで報告・相談が身についてきたのと同時に、疑問が早く解消されることで作業の効率も上がっていき、自分から発信していくことの大切さをこの3年間で学ぶことが出来ました。 　クロスジョブ内の訓練だけでなく実習でも多くの事を学びました。就労経験の無い私は、慣れてきたクロスジョブとはまた違う環境で作業していくことにとても不安を感じていました。そんな中でも逃げずにやり切り、振り返りで自分の良かった点と今後の課題点を知る事で就職活動に繋げていくための自信になっていきました。 　一つ一つ自分に出来ることを積み重ねていき就職活動を始めて行っている中で、チャレンジ雇用という制度の求人を見つけました。チャレンジ雇用とは、就労経験が乏しい障害者の人に自治体などが非常勤で数年間雇用し、その経験を踏まえて一般企業へ就職を目指すステップアップのための制度です。この制度の求人を見つけた時、訓練を積んできたとはいえ就職を難しく考えていた私にとっては良い経験になるのではと思い面接を受け、無事受かることが出来ました。 　この約3年間私を支援して下さったスタッフの皆様や、一緒に訓練を受けていた利用者の方々、本当にお世話になりました。ありがとうございました。今後はまた新たな環境で色々なことを経験していくと思いますが、クロスジョブで学んだ事を活かし精一杯頑張りたいと思います。