こんにちは。この度6/1から、P社での事務・庶務として就職が決まりました。 クロスジョブ堺に通い始めて1年8ヶ月の日々を過ごしました。クロスジョブに通う前は数社の企業に勤め、事務職に就いていました。しかし、なかなか長続きせず、最長でも2年のキャリアしか積むことができませんでした。働いている時からメンタルの状態がおかしいことには気づいていました。しかし中々その病気に向き合えず、「次は大丈夫！」と自分に言い聞かせ短い期間での退職を繰り返していました。この「考え」が変わったのが、最後に勤めた企業で、研修のような形でクロスジョに2週間通った時でした。クロスジョブを利用されてる方が常にメモを取り、報連相で作業確認している様子を見て「自分には仕事の基礎がまったくない」ということに気づかされました。 私自身、仕事はパソコンのスキルや英語が話せる、といったことが大事だと思っていました。しかし本当に大事なことは「基礎」だということに気づかされました。基礎という土台がなければ職場ではついていくことができません。例えば、上司の指示をメモもせずただ聞くだけで作業に入ってしまうと、途中で指示を忘れてしまい、また聞きにいかないと行けなくなります。また聞くのが怖くて自分が思うように作業し提出すると、上司の指示とズレていて修正することになります。このようなことが多くあり、上司や同僚からの信頼を得ることができませんでした。あと修正にはムダな時間を使わなければなりません。時間は有限です。無限にはありません。上記の事例の時にもし上司に聞きに行くこと、報連相ができていればまた結果は変わっていたと思います。 このように、基礎を疎かにしていた私は「クロスジョブで基礎から学びたい」と思うようになりました。   一昨年の9月からクロスジョブ堺に通い始めました。通い始めた当初は心がしんどいときは休むことも多く、不安定な状態が多かったと思います。 しかし、メンタルの病気に対しては心療内科へ通い、クロスジョブでの担当スタッフの砂川さんと何度も面談で打開策を話し合ってきました。その結果現在ではまったく休むことなく通うことができています。最後まで私の話や悩みの内容について親身になって考えて下さいました 。   メンタルがある程度安定してからは「報連相・メモ取り・正確な作業」を意識して訓練に取り組みました。その間、数社の実習にも行き、働く感覚を忘れないようにしてきました。 今回希望していた事務職に就くことができましたが当初は基礎もなく、私の性格や脳の クセの傾向を考えると「事務は向いていない」と多くの人に言われました。自分でもなんとなく「向いていないんだな」と思い、作業系などの求人を探したりしていました。しかし、ある実習先に行った際に、堅苦しくないノビノビした雰囲気で事務職を経験することができました。この時「自分はやっぱり事務がしたい、向いていなくてもこれまでの訓練での経験を活かして挑戦したいと」と考えるようになりました。そして今回の就職先であるＰ社の実習に約2週間参加しました。不安もありメンタルの症状が強く出たらどうしようと頭を過ったこともありました。しかし結果はこれまでの訓練での成果を出せ、メンタルもしんどい時がありましたが乗り越えることができました。   事務職に就く者としてパソコンスキルはまだまだ初級程度ですが、一番大事な「基礎」は作れたと感じています。この先、色々な案件に挑戦していくと思いますが、向上心と感謝の気持ちを忘れず、無理せず長く働いていきたいです。   今回の就職までには家族・私の担当をして下さった砂川さんをはじめとするクロスジョブスタッフのみなさん、同じ訓練時期を共有した利用者のみなさん、本当にありがとうございました。みなさんがいてくれ、サポートして下さったおかげで今の自分がいます。これからは仕事で結果を出し、会社に貢献することがみなさんへの恩返しになると思っています。   こんな私をここまで支えていただき本当にありがとうございました。