https://crossjob.or.jp/map/ https://crossjob.or.jp/link

  1.はじめに    こんにちは。C・Cと申します。この度、地元のとある企業にて、事務補助職での就職が決まりました。クロスジョブに通い始めてから丸2年、私は努力や試行錯誤を積み重ねてきました。その結果、就職という一つのチェックポイントに、何とか辿り着くことができました。そこで今回は、私がクロスジョブに通い始めてから、就職が決まるまでのことを、振り返ってみたいと思います。   2.訓練の場 ~企業と接するうえでの準備期間~    私は、社交面に不自由がある中で、自らの長所を仕事に活かす道を求めて、クロスジョブに通い始めました。当初は、ミスをすることを恐れて、訓練に対して萎縮してしまったところがありました。しかし、担当スタッフから、「ここ(クロスジョブ)は訓練の場」というアドバイスを受け、少しずつ訓練に慣れていくことができました。  クロスジョブでは、施設外就労にも参加することがありました。施設外就労に対しては、通常訓練と比較して、慣れるのに時間がかかりました。施設外就労の中でミスを連発し、企業で働く事に対し、自信を失ってしまうこともありました。そんな中、私を支えてくれたのは、日々の通常訓練、特に事務補助の訓練でした。  事務補助訓練では、自らが取り組んだ事柄が、クロスジョブにおける実際の業務と、何らかのかかわりがあることがほとんどでした。私はこのことに大きな歓びを抱き、事務補助訓練に取り組み続けました。これを通して、施設外就労や、企業見学に対しても、「悪いイメージに対しては、いいイメージを上書きしていこう。」と思えるようになりました。この勢いのまま、私は企業見学に臨むことになりました。   3.未熟な自分を認めて ~企業の雰囲気に触れて~    クロスジョブに通い始めて半年ほど経った頃、私は企業見学に参加するようになりました。そこでは、数多くの事務系、及び製造系の企業と、接することができました。当初は、企業見学における決まりごとの多さに対し、不安や緊張を抱いていました。しかし、経験を重ねるにつれて、私は安心して企業見学に臨めるようになりました。実際の企業の雰囲気にも、様々なものがあることに気づきました。  企業見学は、私にとって実り多い経験であり、今後に対する大きなモチベーションにもなりました。一方で、実際の企業で求められることが、自分の実力とかけ離れていることも、心のどこかに引っかかりました。現状維持では、次のステップには進めないと思い詰め、私は自分自身を追い込んでしまうようになりました。日々の訓練に対する安心感も、段々と損なわれていきました。  このような疲弊した状況の中で、私を救ったのは、現状を肯定してもいいという、担当スタッフからのアドバイスでした。私は、自らの訓練のパフォーマンスや、大人としての人格に対し、自信が持てなくなっていました。しかし、未熟な自分を認めてあげてもいいことに気づき、私は心が軽くなるのを感じました。そして、現状肯定と試行錯誤を重ね、今後に希望を抱けるようになっていきました。   4.能力を存分に発揮して ~事務系の業務に対する自信~    クロスジョブに通い始めてから1年が経とうという頃、私は事務系の企業実習を、初めて経験することになりました。製造系の企業実習は、この数カ月ほど前に経験があり、比較的リラックスして取り組むことができました。しかし、事務系の企業実習に対しては、消極的なイメージを抱いていました。なぜなら、事務業務に求められる高い正確性をクリアできる自信が、自分にはまだ足りなかったからです。  そんな不安を抱えた中での企業実習でしたが、いざ取り組んでみると、自らの長所や、日々の訓練の成果を、存分に活かすことができました。企業の方からも高い評価を頂き、今後に対するモチベーションが、さらに強くなりました。  この実習の後も、自らをいたわることを、忘れてしまうことがありました。しかし、2カ月ほどかけて体勢を立て直し、次の実習に向かうことができました。ところが、この通算3回目の実習の中で、私は大きな課題に直面することになったのです。   5.ペース配分 ~働く上での重要な課題~    3回目の実習は、将来の就労を見据えて、1日6時間というスケジュールで行われました。しかし、その実習の中で、私は体調を崩してしまいました。将来の就労では、業務の正確性や報連相だけではなく、ペース配分も重要になってくると痛感しました。  その後は、日々の訓練において、疲れをためないように気を付けることを、新たな目標に掲げました。しばらくして、4回目の実習も経験したのですが、そこでは新たに、体調を整えることも課題として挙がりました。働く上での重要な課題に向き合う中で、気づいたら、クロスジョブに通い始めてから、1年半の月日が経っていました。   6.信念・希望・努力 ~就労に向けて~    4回目の実習の後は、雇用前実習や、応募前見学ができる企業を探しながら、日々の訓練に取り組んでいました。これに対しては、将来の就労に直結するということで、これまでの企業見学・実習よりも、大きな不安と緊張を感じていました。そんなある日、私のもとに、5回目の実習の話が舞い込んできました。  5回目の実習は、雇用前実習ではなかったものの、1日5~7時間、計10日間という、長時間・長期間にわたるものでした。私にとっては、業務の中でペース配分ができるかどうかが試される、重要な実習でした。当初は、様々な事務補助業務に対し、しっかりと取り組むことができました。しかし、ペース配分の方はあまり意識できず、疲れがパフォーマンスに影響してしまうこともありました。  このような状況の中、担当スタッフとのやり取りを通して、私はあることに気づきました。それは、「疲れはパフォーマンスにも表れる」ということでした。それ以降は、このことを意識しながら、意識してペース配分ができるようになりました。この実習がうまくいったことで、今後の就職活動に対しても、自信が持てるようになりました。  その後も就職活動が続いたのですが、クロスジョブに通い始めて丸2年が経とうという頃、ついに就職が決まりました。今後は、長く働き続けるという「信念」を掲げ、将来に「希望」を持って、日々の業務において、「努力」を積み重ねていきたいです。それでは、クロスジョブでのすべてのご縁に感謝して、結びとさせて頂きます。 「今まで本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」