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この度、ホテルの厨房で洗い場での仕事が決まりました。 就職が決まるまでこの1年と2ヶ月間クロスジョブを利用しましたが、最後の2ヶ月で方針が180度変わりいろいろ考え迷走した道のりでした。  私がクロスジョブに来たのは昨年の9月でした。 昨年の8月からハローワークには行っていて10月の合同説明会には行くことは決めていたのですが、毎月私と母親のことを訪問して様子を見て下っている札幌市社会福祉協議会の方から『クロスジョブ』を紹介して頂き9月30日から通い始めました。  再就職先は、昨年の8月まで働いていたラーメン屋ではなく、元々大学を出てから30年近く営業をしていたので、サラリーマンに戻ろうと事務職を希望しました。 そして、『クロスジョブ』に行きはじめたので、失業保険も1年間支給されるので最近使っていないパソコンのスキルアップをすることが出来るので、いいチャンスだと思いました。10月の合同説明会は参加はしますが、来年のための訓練と思い参加して、もしどこかに引っかかれば儲けもののつもりで行きました。  勿論、受けた銀行2社と民間企業1社は、どこにも引っかかることはなく、それでも『パソコンのスキルさえ高めれば来年は大丈夫!』だと、根拠の無い自信をもっていました。その自信が日を追うごとに、1枚、また1枚とはがされて現実を目にするとは去年は知りませんでした。  去年の私と違うのは、自分が高次脳機能障害であることを自覚しているということです。去年の12月位からグループワークに参加しても、なぜ私が参加しているのか意味が判らず、オブザーバー的な参加と思い話を聞いていたと思います。 最初のテーマは「高次脳機能障害について考えよう」で、自分の受障の経緯、前後の変化について整理してみて初めて高次脳機能障害というのを知り、もしかしたら自分がそうなのかも知れないと思うようになりました。 また、訓練で報連相や復唱はサラリーマンにとっては、当たり前のことで二十数年もサラリーマンをしていると新入社員が入って来ると、私が新入社員教育で教えたこともありましたので、普通に報連相や復唱は出来ると思っていましたがそれが出来ません。それが一番のショックでした。それでも、事務職になるために必要だと思い訓練していました。 状況が変わったのは今年の9月からです。ハローワークのUさんを訪ねてチーム支援をして頂くこととなり、就職の方向性をもう一度考えることになったことと、私が通院しているS病院で高次脳機能の検査をほぼ同じ頃に始めて、結果として高次脳機能障害であるということが判り、記憶力と注意力が低下していて、一度に大量の指示を聞いても記憶に全てを残すことは難しく、一つ終わったらまた次の指示をもらうという方がミスは少ないと判断されました。それからの1ヶ月は、ハローワークに行って求人を見ては、掃除がいい、いや…こっちの配送納品系の方が、いろいろ出来ていいかもしれない…またはデイサービスの方が頑張ってスキルアップすれば、昇級することも考えられるかも?と、本当に迷走してしまいました。  そんな私に本吉さんと伊藤さんからKホテルの厨房での洗い場の仕事を聞きました。最初は、ラーメンを作れなく余り仕事がうまく出来ないのが原因でラーメン屋を辞めたので、戦力になれるのか?と、不安が有り気は乗りませんでしたが、迷走していたときに考えていた、初めての仕事でストレスや緊張を感じるのが心配だったので、それを感じることもなく仕事に向き合えるのでは⁉と、考えが変わり経験のある仕事なので実習に行って問題なく仕事が出来ればこんな良いことはないか?そう考えると、うまく行くことをイメージしながら実習に行って来ました。それからは…あっと、言う間に実習から、内定まで進んでいきました。  まさか、ラーメン屋での経験で仕事が決まるとは、考えてもいなかったので驚いています。そして、前職のラーメン屋の方々には再就職出来る仕事を教えていただき感謝しています。これから、いろいろコロナ等で厳しいですが、一生懸命業務に精励していきたいと思います。 最後にクロスジョブのスタッフ方々と一緒に訓練を共にしていた方々には感謝しています。本当にありがとうございました。