４月より、半年間のトライアル雇用で製造会社Ｙ社様にご勤務されているＫさん。 １０月より、正式雇用が決定となり、インタビュー形式での報告を掲載させていただきます。   スタッフ（以下、St）：ご就職おめでとうございます。 Ｋさん（以下、Ｋ）：ありがとうございます。   St：ご就職が決まった率直なお気持ちはいかがですか？ Ｋ：やっていてよかったなと。訓練もそうですし、（トライアルとして）ここで働くのも。 St：6ヶ月のトライアルで、大変だったなということはなかったですか？ Ｋ：新しく仕事を覚えるのが大変でしたね。 St：Stが訪問した時は、いつも「問題ないです」とおっしゃっていました。仕事が大変だなと思っても、この会社でなら頑張れそうだと思ったのはなぜですか？ Ｋ：周りの人達がフォローしてくれたり、地道にやっていけそうな仕事内容という要素が大きいです。 St：今回ご就職が決定されたということで、改めて今までのＫさんの記録を振り返ってみました。もともとはパソコンを使う仕事、事務職の志望でした。しかし今はこういったお仕事（作業系）で働いていらっしゃる。その変化について、今振り返ってみてどう思っていますか？ Ｋ：訓練をやってみて、自分のやっていけることと難しいことという向き不向きを改めて認識しました。事務職は合わないかなということを感じました。 St：（事務職は）頑張ってみたけど合わなかった？ Ｋ：そうですね。あの時は志望職種を変えることを迷いましたが、今は諦めてよかったなと。 St：今のお仕事のほうがやりやすいということ？ Ｋ：はい。諦めちゃいけないということは絶対ではないなと。 St：諦めてもいいんだと。 Ｋ： 試合終了してもいいのかなという感じで（笑） St：（事務職を目指していたという）その試合は終わったけれど、次の試合が始まった感じですね。   St：6ヶ月のトライアルで一度もお休みされていないということがすごいなと思います。もともと訓練でも休まれることは少なかったですが、Ｋさんが仕事を休まずにできている秘訣はありますか？ Ｋ：特に何もしていません。 St：睡眠は？ Ｋ：特に意識はしていない。日によって寝る時間も違うくらい。 St：会社に行きたくないという日もなかった？ Ｋ：ないですね。 St：訓練もそうだった？ Ｋ：一時ちょっとありました。 St：そういう時期もありながら、なぜ訓練に来てくださっていましたか？ Ｋ：誰かと話ができた方がいいかなというのがあった。 St：一人で考えるより？ Ｋ：そうですね。一人で家にいてもどうにもならないから。 St：一人で家にいてもどうにもならないから人に話しながら決めた方がいいなと思われたんですね。 Ｋ：そうです。 St：Ｙ社さんにご就職されたこと、ご縁を感じている。Ｋさんが頑張っていたのをよく知っているので、Ｋさんのいいところをよく見てくれている会社さんと出会えたのはよかったと思っています。   St：最後に、頑張っている利用者さんへメッセージがあればお願いします。 Ｋ：見学や実習で、見てみたり、やってみたらいいと思います。 St 見学、実習をすることは大きかった？ Ｋ：そうですね St：何が良かった？ Ｋ：実際にやってみて、「これはできそうだ。これは無理そうだ」というのが分かったので。 St：イメージだけではなく、実際にやってみることが大事ということ？ Ｋ：1週間2週間の実習では分からないという人もいるかもしれないが、自分は2週間もすれば分かった。 St：自分に合った期間でやることも大事そうかなと？ Ｋ：そうですね。 St：今から実習に行かれる方も多いが、不安をお持ちの方もおられます。Ｋさんの言葉で言うとやってみないと分からないなというところかもしれませんね。 Ｋ：自分も実習に行くのは不安でした。 St そういう風には見えなかったです。やってみてよかったと後から思えますか？ Ｋ：はい。 St：ぜひ、このインタビューを皆さんに聞いてもらいたいなと思います。 Ｋ：はい。 St： この間、Ｋさんが汗を流しながら、本当に頑張っておられるのを拝見していました。長くＫさんに働いていただきたいと思っていますし、Ｋさんもずっと長く働ける就職を希望されていましたね。これからも応援しています。本当におめでとうございます。 Ｋ：ありがとうございます。