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このたびS社様に10月1日付で就職が決まりました。 S社様はトレーニングジムを経営しておられる会社様で、そこでトレーナーとして働くことになりました。新しい世界に踏み込んでいくことに対する不安は若干あるものの、前々から希望していた職種なので、不安よりも楽しみの方が大きいです。   とりとめのない話になりますが、私がクロスジョブに通うまでの経緯や、クロスジョブに通うに至った理由などを書いていこうと思います。   私は約5年前、大学在学中に「双極性障害」という診断をされました。病院にかかる1年ほど前から自覚症状があり、インターネットで調べて、どうやら双極性障害らしいということはわかっていたので、診断を受けたときは、「やっぱりな」という感じでした。   一番症状がひどかったころのことは今でも思い出したくありません。今ではだいぶ笑って話せるようになりましたが、それでも心のどこかにしこりを感じることがあります。鬱と躁の波が短期間で入れ替わり(専門用語ではラピッドサイクラーといいます)、次の日の自分の気分がどうなっているのか分からず、不安な中眠りにつく夜が何日も続いたこともあります。鬱の時は、ほとんど布団の上から動けず、歯磨きもトイレに行くのもお風呂に入るのでさえもつらく苦しく思えました。原因不明の罪悪感にさいなまれ、筆舌に尽くしがたい苦しみを味わいました。希死念慮に襲われ、車を運転しながら「今ハンドル切ったら死ねるな」など考えることもありました。躁の時は、奇行(数え上げればきりがないので詳細は省きます)が目立ち、友人、知人、家族、自分に関わるほぼすべての人に不快な思いをさせました。その時のことが原因で連絡をとれなくなった人も大勢います。ようやく症状が落ち着くようになったのは、措置入院となり、2~3ヶ月が過ぎた頃です。病気の症状が発覚してから入院にこぎつけるまでに、約1年半。二度と這い上がれない泥沼の中を這いずり回っているような感覚は、今でも忘れません。   入院が決まって、あらかたの症状は落ち着きましたが、それで完全に以前の自分を取り戻せたかといえば、そんなことは全然なかったです。無気力な状態が続き、罪悪感に苛まれ、夜眠れない時もあれば、朝はうまく起きられず、本当にだめな人間になってしまったと思いました。入院して、閉鎖病棟のさらに奥の隔離病棟の中の鉄格子で囲まれた六畳ほどのスペースに入れられたときは、完全に人生終わったなと、もう二度とまともな社会生活を送れることはないのだなと思わずにはいられませんでした。   なんとか最悪の状態から立ち直り、2年遅れで大学を卒業し、新卒での就職も決まって、どことなく以前の自分を取り戻せたような気がしていましたが、ふとしたところで病気の症状がぶり返し、1社目、2社目と短期間での離職を繰り返してしまいました。もう一般企業での就職は無理だと諦めかけていた時に、就労移行支援事業所の存在を知りました。   私がクロスジョブに通おうと思った理由は、人を頼りにしてみようと思ったからです。私は何でも一人で抱え込んで、全て自力で解決しようとする傾向があり、そのことで結果的に自分の首を絞めてしまうといったことがよくありました。新卒の就職活動でも、転職活動でも、誰にも頼ることなく、自分一人の力で突っ走ってきました。しかし、一人の力では限界があります。どうしても一人で進めなくなった時には、自分以外の誰かを頼ることが必要となってきます。今回の就職活動に関しても、やろうと思えば一人でやれたなという感じはあります。それでも、クロスジョブに通うことを選んだのは、人に頼る訓練をしたかったからなのだと今になって思います。   実際の訓練では、報連相(特に「相談」の部分)を意識し、なるべく自分から発信できるように心がけました。周りから見てどうだったかは分かりませんが、自分の中では今までにないくらい相談させていただきました。主に担当スタッフの方との面談の時間での相談となりましたが、これまでの経緯や、今後の課題、就職先の方向性、自己PRの仕方など、よくお話しさせていただきました。おかげで、今後の方向性や集中的に取り組んで行く課題が明確になり、自分の成長につなげることができました。   私は障害を抱える身になってしまいましたが、それを理由に人生を諦めるようなことはしたくありません。心が折れかけたことは何度もありますし、実際どん底に陥っていた時には完全に心が折れていました。それでもなんとか這い上がろうと考え、自分にできることを一つ一つ増やしていき、今があります。クロスジョブは、ペースは異なれど、就職という一つ上のステップを目指して頑張ろうという気持ちを持った人たちの集まりだと思います。人によって段階は様々だとは思いますが、「まだやれる」「もっとできる」と思える段階まで到達する人が増えればいいなと思っています。   途中省略したところもあり、全体的にまとまりのない文章になってしまいましたが、クロスジョブで頑張る皆さん、これからクロスジョブに入ろうとしている皆さんの励みになればと思い、筆をしたためました。   最後に、いつも相談に乗って下さったクロスジョブのスタッフの方々、温かく迎え入れてくれたクロスジョブ米子のメンバーへの感謝の言葉で締めくくりたいと思います。 6か月という短い期間ではありましたが、お世話になりました。 ありがとうございました。