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この度、念願の再就職が決まりました。製薬会社T社の特例子会社E社です。
E社との出会いは昨年9月頃のマッチング会の面接でした。
そして、体験実習2週間から始まり、実習延長のチャンスを頂きました。
そして、面接まで辿り着き就職することが出来ました。
では、ここからは私の自己紹介となっております。
~私の病歴について~
17歳に交通事故に合いました。
9月、文化祭のダンス練習をクラスメイトと大きな公園で晩の21時過ぎまで練習していました。
練習後、地元が同じである友人と二人で原動機付自転車にて帰宅しました。
友人が先頭を走っており、私は後を追って走っていました。
段々と車線が多い道路を走るようになりましたが、時間帯も時間帯ですので車の量も少なかったようです。
友人が右折禁止のところで右折し、先に出発しました。
しかし、運悪く車が走ってきており、停止中の私に時速80キロ程度の車に衝突されました。
フロントガラスに叩きつけられ大破し、そのまま36m程引きずられたそうです。
本人の私は何もかも覚えていないですが…(ラッキー)
その事故の後遺症として高次脳機能障がいや失語症、てんかんがあります。
また、人間関係(知り合いとのコミュニケーションの取り方)や事故前の記憶も断片的になり、感情のコントロールもうまく制御できない時期がありました。
苦労する時期が長かったように思います。
~私の前職について~
デイサービスで7年半程勤務していました。
その職場では障がい者としてではなく、一般雇用で働いていました
。職場の代表は一般雇用か障害者雇用どちらで働きますか?と選択肢を与えてくれましたが、自ら一般雇用を希望しました。
若い時は障害者雇用に関して無知で偏見を持っていたのかもしれません。
30歳の節目の際、施設長に次のステップアップとして自分自身に合った仕事の相談をした結果、クロスジョブ阿倍野と出会うことができました。
クロスジョブ阿倍野に通所をし始めると色々な障がい、特性をお持ちの方がいました。
今までの仕事での苦労話や症状のつらい点の共通点、私たちだからこそ分かり合える話をできたことはとても印象的な事です。
~クロスジョブでの就職活動で印象に残っていること~
マッチング会が私にとって一番印象的であり、今の就職先に繋げてくれたイベントと思っております。
マッチング会には二度参加させて頂きました。
大手の会社が多く普段、実習に参加できないので積極的に参加しておりました。
そのおかげで特例子会社の存在、概念を知ることができたと思います。
一度目のマッチング会にて保険会社の特例後会社の体験実習に行かせて頂きました。
同じ障がいを持たれた方々がそれぞれの強みを活かす姿や苦手な所は無理をせずに得意な方に任せる、そして、一時間おきに小休憩を意識する。
メリハリをつけながら作業の波が起こらないようにコントロールする。
職場内に特性を持つ方がおり、一緒に働く環境は凄く気持ちが落ち着きました。
それ以降、特例(以下省略)を中心に実習や面接を受けるようにしました。
特例の実習は4社行かせて頂きました。
実習先により、自分自身の「得意・不得意」そして「工夫点」を第三者からの視点で指導員様に教えてもらうことができるなど利点はありました。
段々と自己分析ができるようになり、面接の質疑応答でも困らずに返答できるようになったと思います。
ただ、全ての特例の実習先が理想的な環境、想像していた場所ではありませんでした。
会社の社風との違いや働かれている社員様の障がい(発達、知的、精神、身体、聴覚)の割合により、雰囲気や馴染みやすさや疲れやすさ(脳疲労)など違いが沢山とあったと思います。会わない会社さんでは日々の実習後にモヤモヤとした気持ちが残ってしまいました。
そんなこともありましたが、数社実習を経験したからこそ、私の強みに気づかせてくれ、障がい(高次脳機能障がい)を理解しようとしてくれた今の会社の良さが実感でき、ここで就職したい!という強い思いにつながったのだと思います。
私は高次脳機能障がいです。 周りの空気や自分を責めてしまう、上司にどのタイミングで報連相をすれば良いのか、気持ちをうまくスラスラと言葉で表現するのに時間がかかるなどあります。会社内でそれを説明しても理解してもらえないと気疲れします。
特例子会社のA社の話をしたいと思います。
高次脳機能障がいが所属していない部署で主に発達障害の方が働かれている会社です。それに関しては抵抗ありませんでしたが、いざ、実習が始まるとコミュニケーションの取り方や作業を進める中、指導員の方が統一されていない、誰に声をかけたらよいのか分からないなど混乱することばかりでした。
また、一部の作業方法では指導員や社員様との違いもあり、オリジナルの方法もありました。
実習生の私にとっては統一した方法の方が覚えやすかったです。
実習では一日の振り返りを行うと思いますが、そこでも、指導員の方と満足できる振り返りはできませんでした。実習が終わる度にモヤモヤした気持ちでいっぱいで最終的に何で悩んでいるか分からなくなりました。
以上を経験して、再就職先を選ぶ際は同じ障がいの方がいる、会社がその障がいについて理解しようとしてくれる、サポート体制があるところが良いと思いました。