クロスジョブ鳳のM.Yです。 　通所してから9ヶ月、遂に就職が決まりました。とても嬉しいですね。最高にわくわくしています。 　今まで支えてくれた家族、事業所の皆様、訓練生の皆様。1つでも欠けていたら私はここまでたどり着けなかったと思います。仮にたどり着いていたとしても、こんなにわくわくできなかったと思います。本当にありがとうございました。では、今回就職に至るまでどのような事・想いがあったのか記載していきます。   〇第一話「M.Y」 　私は精神面での障がいを抱えていて、人一倍緊張感・不安感が強いです。簡単にまとめると自分のミスによって人に迷惑をかけてしまった時orかけてしまいそうな時に過度に緊張感・不安感が出てしまう感じですね。「強めの心配性」という方がイメージしやすいでしょうか。クロスジョブに通所するまでは上手くいかない期間が長く続き、一歩も踏み出せない時期がありました。 　家族に迷惑をかけている事は分かっているはずなのに頑張れない。この頃の私は毎日「申し訳ない」「情けない」というような気持ちばかりで生きていました。   〇第二話「踏み出した一歩」 　その時は突然訪れました。「このままじゃいけない。今動くんだ。」このような想いが強くなったのです。家族は私の事をずっと待ってくれていました。本当に凄い家族だと思っています。 　体験利用してから本格的に通所する事となり、初日のクロスジョブ。向かう途中不安感が強すぎて少し涙が出ました。クロスジョブに到着し、自己紹介をしましたがとても緊張してしまいました。「声を出せ自分。言い切るんだ！」と心の中で何度も喝を入れながら自己紹介していたのを今でも覚えています。 　訓練中も常に張りつめていました。訓練生の皆様だけでなく、スタッフの皆様に対しても「どう思われているのかな。」「やってしまった…。嫌われたかも。」など心配性なM.Yが盛り沢山でしたね。   〇第三話「驚愕！真のクロスジョブ」 　緊張・不安・心配。これらの感情が渦巻く中、私は「真のクロスジョブ」を目の当たりにしたのです。まず驚いたのが「想像以上に私達訓練生の事を見てくれている」という事です。訓練後に「振り返り」をするのですが、訓練生それぞれの様子や行動をとても見て下さっていて、お話以外にも訓練生それぞれに合ったアドバイス・相談をして頂ける事が凄いと思いました。続いて「失敗を責めるのでは無く、次どうしていくのか一緒に考える。」これにも驚きました。勿論注意は受ける事はあります。ただその後、改善策について相談に乗って頂けました。最後に「細かい事でも相談に乗って頂けた」事です。訓練生に寄り添い、可能な限り相談に乗って頂けた事はとても感動しました。 　真のクロスジョブを知ったM.Y。徐々に緊張感が和らいでいきます。   〇第四話「全てを成功体験に」 　クロスジョブでの日々に慣れてきた頃。「企業実習」が始まろうとしていました。私自身実習には良い思い出が無く、実習と聞くだけで不安だらけになっていました。ただ、この時の私は変わりつつあり、不安感は強くあったものの、それに匹敵する程の勇気もありました。成功した事・失敗した事。どちらも自分の経験値にする事で、全てを「成功体験」にする。これが実習の大きな目標でした。 　企業実習が始まり緊張感が高まっている中、一歩踏み出す僕を迎えてくれた桜並木。応援メッセージも頂き、最高のコンディションで実習がスタートしました。実習期間は5日間。一日一日を大切に挑みました。 この実習で心掛けていたことは １．いつも以上に食事・睡眠を取る。 今日の実習内容を振り返る。そして翌日の実習に向けて改善点は無いか考える。 　この2点です。 「１」については『そんなに効果があるの？大げさでは？』と思われがちですが、本当に違うんですねこれが。人間って大切な場面だと緊張感が高まり、いつも以上に体力を消耗するんです。そして身体的・精神的に疲労感が蓄積した際に本来出せるはずの能力が発揮できなくなります。この「疲労感が蓄積したタイミング」にできる限り能力を発揮するには、身体のコンディションを整える事が大切なんです。なので自分にとって「勝負の時」が来たら、栄養は取りすぎるくらいで大丈夫です！睡眠も真面目にしっかりと取りましょう！全然違います。身体のコンディションを整えるだけで、翌日がより良い日に近づく。ここを疎かにするのは勿体ないですよね。 話が長くなりましたが、「１・２」を心がけていたおかげで、実習目標であった「全てを成功体験にする」これを達成する事ができました。5日間の実習でしたが、体感では10日分の経験値を得た気分です！   〇第五話「激闘！M.Y vs 企業様」 　クロスジョブでの訓練。企業見学・実習。様々な経験を積み成長を遂げたM.Y。遂に本番の日がやってきました。「日」というか「月」でしたね（笑）そうなんです。今回応募した企業様は一次面接・実技試験(3日間)・二次面接という採用までに３つの過程がある企業様で、1ヶ月間(2023年6月中)はこの企業様との大切な期間になりました。 　全ての過程において先程挙げた「①」はもちろん。実技試験においては「②」も行いました。コンディションは万全だったものの、企業実習とは比べ物にならないくらい緊張感が高まりました。「採用・不採用」がかかっている分、どうしても高まってしまいましたね…。ただ、全ての過程において言える事ですが「予想はできても当日にならないと何をするのか分からない。」これなんですよね。勿論予想できるものに対しては準備をしますが、結局今一番やっておくべき事は「コンディションを万全にしておく」というシンプルな事でした。   〇第六話「行ってきます！！」 　激闘の果て、遂に就職が決まったM.Y。「採用」が分かった瞬間、感動と嬉しさと達成感が同時に湧いてきました。この時の感覚は忘れられませんね（笑）「人生、ほんまに変えれた・・・！」心の中で出てきた言葉です。一歩も踏み出せず、未来に何の価値も見出せなかった自分。そんな自分が今こうして人生を変えられたのは、支え続けてくれた家族・全力でサポートして下さったスタッフの皆様・共に頑張ってきた利用者の皆様のおかげです。一人では辿り着けなかった。一人では「わくわく」する自分にはなれなかった。 感謝してもしきれない。本当にありがとうございました。 これまで得た経験、そして無敵の感情「わくわく」と共に。行ってきます・・・！！！