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この度、令和6年1月より、大学の事務職として、就職が決まりました。 私は、脳出血を発症し、左片麻痺という身体障害があります。 半年の入院後、外来リハビリを続けておりましたが、ずっと目標であった「就労」に本格的に取り組もうと決心し、まずは屋外をもっと歩けるようにと毎日2キロ歩くことを1年間続けました。少しずつ自信ができたころ、外来リハビリのOTさんに「クロスジョブ福岡」を紹介され、開所と同時に通い始めました。   「クロスジョブ福岡」は福岡市中心部に近いエリアのオフィスビルの4階にあります。 最初に、エレベーターの開閉の速さに驚きました。病院や郊外の商業施設のエレベーターとは比べ物になりません。改めて「働く」というスピード感を思い出しました。 周辺を歩くときも、会社員の方が多いので、自宅周辺を歩く環境と違うスピードを感じ、改めて復職についてのイメージを再認識できました。   続いて訓練ですが、私は長年「事務職」として働いてきましたので、事務職を希望してました。 「PC」「学習」は理解できたのですが、なぜ、両手が使えない私に「軽作業」の訓練が必要なのか?当初は理解できずにいました。「軽作業」訓練は「お手元セット」を作る作業になるのですが、一つの工程に時間がかかるので、かなりのストレスを受けました。そのうち、自分のやり方を見つけ、スムーズに出来るようになりました。その時に、「やれないと決めつけていたのは自分だ!」と気づくことができました。この気づきは、特例子会社様のA社で企業実習した際に(合理的配慮)について理解できたことも大きいと思います。何事にも挑戦し、やってみて、その上で企業側からの配慮をお願いする。これらの経験から、「まずはやってみよう」という意識改革ができたように思います。 この意識改革により、自分が思う以上に工夫すればできることも多いと感じ、自分に自信が持てるようになり、自分の言葉で話せるようになりました。 今回、本採用に向けて「雇用前実習」がありましたが、「(まずやってみる!)という姿勢が高評価だった」とのお言葉を頂戴しました。また、今回は周りの方とのコミュニケーションも大事にしました。 というのも、二つ目の企業実習の医療福祉分野の専門学校 F様で(仕事は自分だけ作業をこなせば良いのではなく、職場の方々との協力関係が大事で、そのためにはコミュニケーションが何より重要)ということを学習できたからです。 しかしながら、今後、業務によっては、障害によりできない事もあると思います。その時は、周りの方にお声をかけ助けて頂きながらも、できることはやる!という姿勢で気負わずに継続できればと思います。   最後に企業実習2個所での学び、クロスジョブでの学びなどたくさんあります。 その中で落ち込んだり、不安になった時期もありましたが、スタッフの皆さんとお話しできたことで前を向くことができました。大変ありがとうございました。