私は数回の就職活動を経てKという職場（事務補助系）に就職が決まりました。 これまではIT関係の仕事をしていましたが、年齢も上がってきてこのままではいけないと思い、業種の変更を決意してクロスジョブのドアを叩いて約一年半。ようやく第一歩を踏み出せたのかなと思います。   クロスジョブに来た当初は今後どのような職種に行けばいいか、社会人経験が長いことで固定概念がある事や、足や首の傷病の影響もあり非常に悩ましい状況でした。伝票処理やパソコンや軽作業をこなしつつ自身にとってどういう分野が適しているか探るところから始めました。視覚や聴覚での脳疲労の発生や首の傷病により物がつかみにくいなど、様々な弱点が見えてきました。その中でどういうことが配慮事項として挙げられるかを纏めながら、自分自身を見つめ直しました。   施設外就労の線香の箱詰め作業は、身体を動かしたり考えたりコミュニケーションをしたりすることで、右手のリハビリにもなりましたし、どんどん数を作っていく楽しさがあり凄く良かったと思います。 配慮がある中での企業実習は初めての経験でした。周囲にも同様の人たちがいて、社員の方とも配慮事項の下に指示を受けて作業を行うというのは、かなり新鮮でかつ仕事がやりやすかったと感じました。   就活は書類選考で落とされることが多く、内心かなりショックを受けていましたがあきらめずに求人情報を探して時にハローワークの相談員にも相談しました。途中、私の担当スタッフが交代して不安がよぎったり自身の事を理解してくれるか心配しましたが、なんとか続けることが出来ました。 今回就職が決まったのは、自己理解として自己紹介シートをまとめた事や自己PRをしっかり作成し、何ができるかできないかを明確に出来た事だと思います。 利用者さんの中には再就職となる方もいると思いますが、決してあきらめずに自己理解を深めつつ取り組んでいってほしいと思います。   スタッフの皆さま、利用者の皆さま、これまで長い間有難うございました。