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みなさん、こんにちは
クロスジョブ阿倍野事業所の村上です。
今回はAさんに来所頂き、就職までの経緯と今の仕事についてお話しして頂きました。
Aさんは、サービス付き高齢者向け住宅の事務補助業務や清掃の仕事で働かれています。
脳卒中により、右片麻痺と失語症がありながらもクロスジョブの訓練で
色んなことに取り組まれて、自身が今できることを見つけていかれました。
最初はPC関係のお仕事をされていたので、その仕事をずっとやっていきたいという希望もありましたが、
今やってみると「片手では遅い」「キーボードがいつになってもはやくできない」など
いろんな難しさに直面しました。
しかし、「早く働きたい」という強い想いで
いまできることで就職活動を支援者と一緒に企業開拓しながら探し、就職に至りました。
就職後は、通勤に2時間もかけて、雨の日も風の日も通勤されています。
ご本人の感想としては、「もっと生活の困りごととか話したかったわ~」と
話されていました。それだけ、日常生活でも大変なことが多いんだなと私も今回一緒に発表させてもらって学ぶことが多かったです。
当日はオンラインで多くの方にご参加いただき、大変嬉しく思います。
Aさんが働かれてる職員の方も参加して下さいました。
そして、アンケートにもみなさまご協力いただきまして有難うございました。
感想としましては、
・就活は「思い出したくない苦い思い出」と話されていましたが、それほど心理的な葛藤を乗り越えて今に至ったんだとすいそくてきました
・片麻痺のある方の就労についてなかなかお話を聞く機会がなかったので、とても貴重な機会でした
・明るく、前向きな姿勢がとても印象的でした
・仕事や趣味を楽しむことが出来るように関わっていきたいです
・参加されていた当事者さん、職員のみんなに刺さりました。「やりたいことより出来る仕事を選ぶ」ということばで考えが変わりました
・自分より身体症状が重い方が2時間かけて通勤してることを知って、自分も色々挑戦しようと思った
などなど。たくさんのご感想いただきました。ありがとうございました。
個人的にも、一緒に今回、発表のサポートをさせていただいて
Aさんの明るさや前向きさに励まされたような気がしました。
担当ではなかったですが、当時は利用者さんとスタッフという関係性でした。
しかし、今となっては同じ社会人として、一緒に働くものとして
「楽しみのためにがんばってます。」
この一言がなんとも響きました。そして、私と同じように元気や勇気をもらった方が
たくさんいらっしゃるんじゃないかと、アンケートの感想を読んで嬉しく思いました。
ぜひ、いろんな方のお話を聞いて、「自分もがんばれるんだ。働けるんだ」と
思って頂ける会であれたらいいなと思いました。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。