https://crossjob.or.jp/map/ https://crossjob.or.jp/link

研修2日目はROYAL REHABILTATION CENTER(=RR) を訪問してきました。RRは115年の歴史があり、脊椎損傷と頭部外傷の患者を対象としたリハ施設です。 昨年、新しく建て替わり、とてもきれいな施設で、地域に開かれた施設をコンセプトに地域住民も広く使えるような施設になっており、家族の子ども楽しめる空間もありました。 今回はMarketing&Communications Maneger、PT,OT,ST,レクリエーションセラピストからのプレゼンと実際のST訓練の見学をさせていただきました。施設はプライベート治療を受けられる病床が24床、公的に入院リハを受けられる病床が脊損、頭部外傷ともに16床ずつありました。 リハビリ施設の横にはLong time careとしてグループホームがあり、32部屋の居住空間を設置されています(長期入所の必要がある障害のある方を対象とした生活施設) このような居住施設(グループホーム)はシドニー市36か所に配置され、110名の方が生活をされているそうです。入院リハを受けられている方の中には、オーストラリアに旅行に来ていて事故に合い、リハビリを受けている方など、多岐にわかれ、その方のバックグラウンドにも配慮しながら支援が行われていました。訓練では、「SMART(スマート)」を基本とした訓練をされており、(Specific=具体性・Measurable=測定可能性・Action-oriented=行動中心性(方法)・Realistic=現実性・Time-limited=有限性(期間限定性))その方のゴール設定を常に考えながら進められていました。 リハビリスタッフの配置の中で印象的だったのはレクリエーションセラピストの配置。その方が地域に戻り、いかに楽しい生活を過ごせるかが大事と考え、活動の参加を促せるような関わりをされていました。患者の希望があり、意欲の動機づけになるのであれば何でも提供することまた、それが一時的なものではなく在宅での生活でも継続して出来る様に本人だけでなく、周囲の支援者(家族など)にも支援をすることが必要とも考えられていました。今日、訪問した施設は、急性期の治療を受け、すぐにリハビリを受ける施設の位置づけでしたが、チームで支援をしていく事、その方にとって何が必要なのかを情報共有し、支援をしていることは、クロスジョブが取り組むと似ているなと感じました。 ランチミーティングの時は今日1日対応をしてくださったJim Towersさんが横に座ってくださいました。私の拙い英語にも耳を傾けて頂き、視察の様子をホームページに掲載することを了承してくださいました。パンフレットもお渡しすることができました。