先日、他府県で高次脳機能障害のある方の就労移行支援に特に力を入れて取り組んでおられる事業所に訪問し、お話をお伺いしてきました。その報告をさせて頂きます。 まずは広島県広島市へ。大阪から新幹線で約２時間、広島駅でレンタカーを借りて、車で３０分程。最寄駅直結の好立地「ＮＰＯ法人　高次脳機能障害サポートネットひろしま　クラブハウス・シェイキングハンズ」にお伺いしました。      高次脳機能障害のある方を対象とし、一般就労につなぐ支援をしておられました。Ｂ型の機能を上手く利用し、Ｂ型から就労移行へ更にそこから就職へという流れが選択肢としてあり、就職に向けて意欲や次のステップへの目標を持ちやすい環境であるということや、外でＢＧＭが流れるゆったりとした環境が印象的でした。そういった環境もあってか、利用されている方もスタッフの方も皆さん穏やかで、終始笑顔でいらっしゃったことも印象に残っています。  広島市を後にして、次は山口県光市へ。 車で約１時間半。「ＮＰＯ法人キセキ　みなくるはうす光」へお伺いしました。 高次脳機能障害のある方を中心に、就労支援、自立訓練を行っている事業所です。こちらでは利用開始時には、就職にあたり必要と予測される評価や聞き取りを行い、それを元に、ご本人と訓練内容や訓練の進め方などの見通しを立てて、就職に向けた支援をされていました。職業適性に関する質問紙表は、利用者の方と職種を検討する際の材料の一つとして有用性があることを教えて頂き、良い刺激を頂きました。        今回の貴重な出逢い、拝聴、拝見したことをふまえ、６月の総会に向けて準備を進めていきますので、乞うご期待下さい！